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マザーハウスの山口絵理子さんにバッグのプレゼン、ポリシーが明確な会社ってカッコいい!

[マザーハウス] バッグ報告会で山口絵理子さんと山崎さんの話を聞く
写真左から:山口絵理子さん、山崎さん、ツアー参加者の谷口さん

バングラデシュでバッグを作っているマザーハウスという会社がある。創業者の山口絵理子さんの「裸でも生きる」という本を読んで、そのコンセプトに共感して、今年の3月にバングラデシュHISツアーに参加した。

バングラデシュHISツアー

ツアーでは、自分でデザインしたバッグを作るんだけど、帰国後にそのバッグを山口絵理子さんにプレゼンするという報告会があったので、行ってきた。

いやー、マジで面白かった。

[マザーハウス] バッグ報告会で山口絵理子さんと山崎さんの話を聞く
写真左から:山口絵理子さん、山崎さん、ツアー参加者の谷口さん

営業後の本店でテーブルを囲んで、ざっくばらんに話した。このバングラデシュツアーの意義や、マザーハウスの現状が山口さんと副社長の山崎さんから語られる。それが一貫しててカッコいい。

我々がやらないと誰もやらないことだからやる!っていうスタンス

「バングラデシュの次は、なぜネパールなんですか?」という質問に山口さんはこう話していた。

「スリランカに視察に行ったら、ビジネスする準備が揃っていた。我々がやらなくても誰かがやるので、スリランカではやらない。でも、ネパールは今のままだと国としてヤバい。だからこそ、ネパールをなんとかしたい!」

マーケットから考えるビジネス視点とは明らかに違う。これはプロボノで会う人やNPO団体に見られる使命感と同じ。でも、マザーハウスはそれを持続可能な状態にしてる。

僕が知った3年前には1店舗だった直営店が、今では7店舗になって、スタッフも増えている。取り組んでいることからしたら、内情は絶対大変だと思うけど、スタッフはキラキラしてる(笑)。現状に立ち向かうモチベーションが持てる環境なんだろう。

ツアーに参加した経営者からマザーハウスに質問

質疑応答では山口さんに質問した。一緒に旅行に行った石川さんがどうしても来れないから、変わりに質問してくれと言われていたのだ。主婦の笑顔を増やすため日々頑張っている彼は、エプロン会社を経営してるので、経営者として2つの質問を僕にメールしてきた。

  1. 誰のために?何のために?なぜ?今の仕事をしていますか?
  2. 将来の会社のビジョン又は夢はどんなものですか?そして、それは創業期に思い描いていたものと一致していますか?

1つ目の質問には、「えー、難しいー」と笑いながら、少し考えて、答えた。

「いろいろあって難しいけど。あえて言うなら、私のため。」

2つ目の質問には、こんな答えだった。

「今も昔も、途上国から世界に通用するプロダクトを作る。ということで大きく変わらない。」

「だけど、スピード感は思ってたより遅い。始めたときは、もっと早くいろんなものが進んでると思った(笑)。特にネパールがすごい時間がかかってる。」

マーケットから考えるビジネスじゃないから、市場変化でミッションがぶれることはないんですね。なんというか、ほんとにすごいです。

質疑応答が終わらない

1時間の予定だったが、終わってみれば、質疑応答も盛り上がり、3時間以上やってた。みんなの質問も刺激的でした。

マザーハウスの山口絵理子さんと話すツアー参加者

終わってからの立ち話が終わらない。おのおのが想いをぶつけてた。

僕は一緒に旅行に行ったマザーハウスのフジモリさんとずっと話してた。彼は僕と同じエンジニア出身。

「いろんなものが違うから入るのも悩んだ。入ってからもカルチャーショックは多い。でも、入ってよかった。」と語っていたのが印象的

マザーハウスツアーで作ったバッグをプレゼンする石川さん

店内のディスプレイに石川さん発見!

バングラデシュ現地工場に明確なルールはない

もう1つ思い出した。

バングラデシュ現地では、スタッフをコントロールするために、明確なルールはないそうです。ルールありきじゃないことに驚いた。アジアに拠点を作ると、仕事ができるようになると辞めてしまう。このルーチンに悩む企業は多い。

だけど、彼らのスタッフは定着して、マザーハウスという会社を愛している。もちろん、それを意図的にPRしてるんだと思うけど、それは作られたものじゃないのは、現地に行った僕は分かる。

採用ポイントは、スキルでなく、素直なこと。って言ってました。

素直な人に愛情を注げば、細かいことをルール化しなくても、自然に最適化されるようになる。そういう性善説での組織作りもミッションが明確だから成立するんでしょうかね。僕が今まで見てきた組織とは違うものが見れて本当に新鮮でした。

マザーハウス本店

スタッフが生き生きしている。そういう組織は素敵だ。

ますますマザーハウスが好きになりました。

ツアー参加者の忘年会

ちなみに、これはツアー参加者の忘年会の様子。11月組の谷口さんと3月組の僕で企画しました。今まで8回ツアーが開催されたようなので、全員集めようかなんて話もしてます。w

マザーハウスツアー参加者の飲み会

ここにも変わり者が多いので楽しいです。マザーハウスのサイトはこちらです。バングラデシュ旅行記を読んでない人も是非!

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