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五郎「北の国から」が作った歴代の家を順番に解説!富良野のロケ地マップ!

北の国から 五郎の石の家

「北の国から」のロケ地として人気の富良野市の麓郷(ろくごう)。「北の国から」を見たら、五郎が作った家が見たくなる。というのも、「北の国から」は主人公の五郎(田中邦衛)が東京から富良野に戻り、家を立てながら自給自足の生活をする話だからだ。自分が富良野に見に行ったときに、事前に知っておきたかったのが歴代の家の順番とマップ。

「北の国から」のドラマは21年間続いた。五郎が作った家は大きく4つ。「最初の家」「丸太の家」「石の家」「拾ってきた廃材で作った家」です。

家を作る途中は、廃屋を修理して住んでいた。そういう家は名前がなくて、「五郎の3番目の家」「五郎の4番目の家」と名付けられている。

観光地として家を見れるポイントは3箇所あります。

  1. 五郎の石の家・最初の家
  2. 麓郷の森
  3. 拾ってきた家たち

それぞれに駐車場があって、入場料500円です(3箇所セットなら1200円)。で、1つのポイントに複数の家がある。だけど、時系列になっていない。だから、順番で並べて解説してみます。

五郎の作った歴代の家を時系列で並べる

「北の国から」のドラマは全24話。その後、数年ごとにスペシャルドラマがあって、全8回。ストーリー的にはこんな順番です。

順番五郎が作った家出現するとき場所
1最初の家ドラマ1-24五郎の石の家・最初の家
2丸太小屋ドラマ17-24麓郷の森
3五郎の3番目の家1984夏、1987初恋、1989帰郷麓郷の森
4五郎の4番目の家1992巣立ちまで拾ってきた家たち
5五郎の石の家1992巣立ち五郎の石の家・最初の家
6雪子の家 2002遺言拾ってきた家たち
7正彦とすみえの家 2002遺言拾ってきた家たち
8純と結の家出てこない拾ってきた家たち

「北の国から」の家を順番に並べたマップ!

北の国からロケ地マップ

富良野観光協会の公式サイトにも「北の国からロケ地マップ」があります。

北の国からマップ

PDF:北の国からマップをダウンロード

「北の国から」探訪マップ。20年以上もの歳月と共に撮影された古き良き富良野の探訪マップです。このマップを片手にドラマに浸りませんか?(2022年2月現在)

https://www.furanotourism.com/jp/static/panflet.php

五郎の作った家は観光マップの右下で紹介されています。富良野観光の時は、事前にマップを見て、だいたいの位置を把握しているといいと思います。ロケ地は広いです。3つのポイントは歩けないことはないですが、マップで見る以上に離れています。

では、順番に解説していきます。

最初の家(五郎の石の家・最初の家)

その名のとおり、最初の家。「北の国から」の北海道の生活はこの家から始まります。東京から北海道に戻ってきた五郎(田中邦衛)は、廃屋だったこの家を補修しながら住みます。

2人の子供、息子の純(吉岡秀隆)と娘の蛍(中嶋朋子)と3人生活が始まります。

川から水をひき、風力発電を作って、燻製を作って生活する。すごいんです。

北の国から 最初の家

第1話の有名な名言がこれ!

純「電気がない!?電気がなかったら暮らせませんよっ!」

五郎「そんなことないですよ。」

純「夜になったらどうするの!」

五郎「夜になったら眠るんです。」

北の国から ドラマ第一話

(場所:五郎の石の家・最初の家)

丸太小屋(麓郷の森)

「最初の家」の次が「丸太小屋」です。五郎(田中邦衛)が近所の仲間(地井武男)たちと一緒にせっせと丸太で作ります。ドラマは全24話だけど、17話から作り始めて、24話で完成!

北の国から 丸太小屋(麓郷の森)

ただ、1984夏のスペシャルドラマで、息子の純(吉岡秀隆)の火の不始末で燃える…。同じ家をもう1個作って燃やしたそうです。CGがない時代です。

(場所:麓郷の森)

五郎の3番目の家(麓郷の森)

丸太の家が燃えてしまって、五郎(田中邦衛)は農家の廃屋に引っ越します。修繕しながら住んでいたのが、3番目の家。風が吹かなくて、風力発電が機能せず、電気がない生活に戻る。

北の国から 五郎の3番目の家

当時、モノの分解ばかりしていて「ペンチ」というあだ名だった息子の純(吉岡秀隆)が、風力発電をフライパンで作って、父(田中邦衛)の誕生日にプレゼントとして送る。でも、すれ違いでケンカになる。

五郎「お前に、聞きたいことがある・・・お前・・・東京に行くのか?行くんだろ?来春中学出たら・・・」

純「いや・・・それは・・・」

五郎「行きたければ行けばいい、俺は反対なんかしない。ただぁ・・・俺は・・・心の、狭い男だから、お前のやり方に引っかかっている・・・」

純「・・・」

五郎「なぜ俺には何の相談もせず、他のみんなには相談するんだ・・・なぜ父さんだけ相談はない・・・」

純「・・・いや・・・」

五郎「俺は、そんなに頼りにならんか?」

純「・・・違います」

五郎「じゃどうして、俺に真っ先に相談しなかった・・・」

純「言えませんでした・・・」

五郎「どうして??」

純「だって・・・父さんが困ると思ったから・・・」

五郎「困る?どうして、俺が困る?」

純「・・・」

五郎「それは・・・金のこと言ってるのか・・・?」

純「いや、それだけじゃなく・・・。父さん落ち着いてよ、今夜その話はいいじゃない」

五郎「無礼なこと言うな、俺は落ち着いてるよ・・・いやぁハッキリしようよ、俺わぁそんなに頼りにならんか??」

純「やめてよぉ〜、みんなが来てるのにぃ・・・それより今日は誕生日じゃない、僕は今日のために何日もかけて風力発電をやっと作ったんだ・・・どうしてもっと喜んでくれないの・・・」

五郎「大里のウチに入り浸ってかぁあ、そこの娘に手伝わせてか?」

純「(五郎の腕を振り払い)・・・情けない・・・」

五郎「・・・何?何が情けないんだぁ?」

純「父さんがさ・・・(半泣き・・・)」

五郎「俺のどこが情けないっ!」

純「情けないじゃないかぁっ!・・・・父さん近頃ホントに情けないよぉ・・・僕がここから出たいんだって、そういう父さんを見たくないからさぁ・・・」

純「(泣きながら)父さん・・・どうしてもっと喜んでくれないの?一生懸命僕やったのに、風力発電、一生懸命・・・」

「五郎の3番目の家」は、スペシャルドラマの1984夏、1987初恋、1989帰郷の時です。

(場所:麓郷の森)

五郎の4番目の家(拾ってきた家たち)

北海道の生活は自然との戦い。雪や嵐で定期的に家が壊れる。3番目の家の屋根も飛んだ(たぶん)。

中畑和夫(地井武男)の使っていない小屋が、4番目の家。五郎(田中邦衛)が借りて住んでいた。

この時、純(吉岡秀隆)は東京に出ていて、蛍(中嶋朋子)は旭川に出ていた。1人になった五郎は犬のアキナと一緒に住みながら、子供たちが帰ってくるのを楽しみにしていた。

へそ祭りのときに、正吉(中澤佳仁)がやってくる。ワンパク小僧だった正吉は自衛官として働いていて立派になっていた。

五郎と正吉との関係

五郎(田中邦衛)の幼なじみに笠松みどり(林美智子)という女性がいる。博打で借金を背負ったみどりは、支払いできず逃げてしまう。連帯保証人だった五郎は、借金(700万円)を背負う。正吉はみどりの息子。五郎は、母親がいなくなった正吉を引き取って一緒に住んでいた。

正吉は丸太小屋を燃やしたことを謝る。そして、2人で酒を飲む。実際に燃やしたのは純だが、この時、五郎は知らない。

五郎「どうして、お前が、金くれるんだぁ?」

正吉「あげるんじゃありません・・・返してるんです・・・おふくろが、おじさんに迷惑かけたから・・・それから俺が焼いた、丸太小屋・・・ほんの僅かです・・・これからゆっくり、少しずつ、返します・・・」

(封筒を差出す)

五郎「・・・(拒否して)いいっ」

正吉「何も言わないで取っといてくださいっ・・・これからは・・・ちょくちょく・・・返しに来ます・・・」

五郎「・・・」

正吉「あの時期、俺・・・おじさんに育ててもらって・・・俺はもう息子だと思ってますから・・・」

北の国から スペシャルドラマ 1992巣立ち

号泣シーンです(笑)。

五郎が石の家を建てるまでは、この「4番目の家」に暮らしていた。

ただ、「4番目の家」はGoogle Mapsにない…。「拾ってきた家たち」のすぐ隣にあるそうが、僕は見逃しました…。注意してください。

五郎の石の家(五郎の石の家・最初の家)

丸太の家は燃えてしまったが、「もう一度丸太で家を作ろう!」と、五郎(田中邦衛)が再び家作りを計画するのが、1989帰郷のとき。

丸太をコツコツ手作業で加工すること2年。息子の純(吉岡秀隆)が東京で彼女(裕木奈江)を妊娠させてしまう。子供をおろしたことを知った五郎は、はじめて新幹線に乗って東京までやってくる。そして、純と一緒に相手の親(菅原文太)に謝罪しにいく。大きなカバンにたくさんのカボチャを入れていた。しかし、相手の親はカボチャは受け取らず「誠意とはなんかね?」と問う。

北海道に戻った五郎は、加工した木材をすべて売る。そして、300万の大金を作る。「4番目の家」を借りていた費用として200万を中畑和夫(地井武男)に払い、100万を相手の親に渡す。

すべてを失った五郎。

だけど、「そこらじゅうに捨ててある石で家を作ればいいじゃないか!」と閃く。もちろん、みんなに無理だよ!と反対される。

中ちゃん「丸太小屋をやめるのか!?」

五郎「五郎の仰天プラン!それは・・・石の家っ!」

中ちゃん「そりゃ無理だよ~」

五郎「中ちゃん、こうゆう唄知ってるかぁ~?やるなら今しかねェ~っ♪やぁるならぁ今しかぁねぇぇ~っ!!」

中ちゃん「それが唄かぁ~!?(笑)」

五郎「知らんべェ、中ちゃん、遅れてるもんなぁ〜・・ナ、ナカミゾツヨシだぁ。」

北の国から スペシャルドラマ 1992巣立ち

ナカミゾツヨシは長渕剛のこと

北の国から 五郎の石の家

「あいつら驚くだろうなあ」と純や蛍には内緒で作った。自力で井戸も掘った。風車もまわした。

大雪のときに足を滑らせて、下敷きになって死にかける。必死に生きて、大変な思いをして作ったのが石の家です。

北の国から 五郎自慢の石の風呂

五郎自慢の大きな石の風呂です。

「スペシャルドラマ 1992巣立ち」で建てました。

(場所:五郎の石の家・最初の家)

雪子の家(拾ってきた家たち)

五郎(田中邦衛)が雪子さん(竹下景子)のために作った家。雪子さんは元嫁の妹。冷蔵庫、電話ボックス、ゴンドラなど、拾って集めてきた廃材で作られています。

北の国から 雪子の家(拾ってきた家たち)

ゴミで作った合体ロボットみたいです。ドラマでは、作っているシーンはあまり出てこないです。アンチ廃棄社会というメッセージも込められている(らしい)。(2002遺言)

(場所:拾ってきた家たち)

正彦とすみえの家(拾ってきた家たち)

五郎(田中邦衛)がお世話になった中畑和夫(地井武男)の一人娘がすみえさん。すみえさんは結婚して、婿の清水正彦(柳葉敏郎)と富良野に住むことになります。五郎が作った「雪子の家」を見た時、夫婦で感動して、五郎に「家を作ってくれ!」とお願いします。

中畑和夫の奥さんは中畑みずえ(清水まゆみ)さん。奥さんも気にいって、みんなで作る。だけど、みずえさんは途中で癌になります。「みずえが生きている間に、完成させたい!」と頑張る地井武男。

北の国から 正彦とすみえの家

完成間際に、もう自分で動けなくなった奥さんを夜中にこっそり連れてきます。小さい声で「素敵ねぇ」と呟くシーンが涙を誘う…。

癌の妻を想って泣く地井武男の迫真の演技。このシーンを撮影する2ヶ月前に、実際に自分の奥さんを癌でなくしていたそうです。(2002遺言)

(場所:拾ってきた家たち)

純と結の家(拾ってきた家たち)

五郎(田中邦衛)が、息子の純(吉岡秀隆)と結(内田有紀)のために作った家。バスで作られていて面白いです。

北の国から 純と結の家

「純と結の家」が完成したのは2004年。だけど、スペシャルドラマは2002年遺言で終わっています。だから、この家はドラマには出てこないです。まだ続けるつもりだったけど、終わってしまったということですね。

設定としては、富良野の街中で生活してる純と結に内緒で、五郎が廃棄されたバスを再利用して作ったようです。

(場所:拾ってきた家たち)

自分でまとめてすっきりしました。せっかくなので「北の国からロケ地マップ」をGoogle Mapsでまとめました。マップを見ながら、順番を思い出しながら、ロケ地を巡りをしてください。誰かの役に立てば幸いです。

北の国から

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