焼肉が好き。肉の部位についてのまとめです。よく焼肉屋に、肉の部位のイラストがあるけど、英語と日本語の両方のってるのがない!なので、英語と日本語を入れた部位イラストを書いた。
焼肉屋に行くときの自分メモ、肉の豆知識です。肉の部位や特徴を知って食べるほうが楽しいです。
通常、霜降りが入っている部位が柔らかくて、赤身は固い。サシがきめ細かく入ってる霜降り肉は美しい。柔らかくてトロける。だから、日本では、いい肉を食べるとサシがすごい。だけど、もうサシや霜降りはしんどい。胸焼けする。トロける肉は一口で満足です。だから、僕は赤身が好きです。
ということで、焼肉の部位をまとめます!英語も覚えておきましょ。知っていた方が焼肉もうまい!
タン Tongue
みんな大好き牛タン!Tongue!
タンは誰でも知ってますよね。牛の舌です。タンは場所によって、タン元、タン中、タン先とわかれる。舌の付け根がタン元。脂肪がのっていて、柔らかい。お店で厚切り牛タンとして出てくるのはタン元。
タン先は舌の先端。硬くて歯応えがある。ちょっと臭みがあるから、煮込んで牛タンシチューとかに使われる。僕は、焼肉の牛タンは好きだけど、タンシチューは興味なし
タンといえば、思い出すのが麻布のきらく亭。特選タン塩厚切りをはじめて食べたときは感動した。
ただ、分厚いタンはしっかり焼かないと舌を食べている感じがするのでよく焼く派です。
宮迫の焼肉屋 牛宮城。極みタン塩もおいしかった。
サーロイン Sirloin
ステーキといえばサーロインステーキ!Sirloin!
サーロインはロースに分類されます。ロースは肩から腰にかけての背中の肉。肩ロース、リブロース、サーロインとわかれる。ロースは英語でloin。サーロインは、sir(サー)loin(ロイン)。
諸説あるんですが、サーロインを使った牛肉料理を食べた英国王が、うまくて感激して「サー」をつけたそうです。僕はこれで覚えています。特別なロースがサーロイン!
サシがあって、柔らかくて、ジューシー。いいサーロインは口の中でとろける。焼肉コースで薄くスタイルされた肉はサーロインのことが多い。すき焼きでもいいお店だとサーロインだったりします。ただ、僕はもうサーロインはあまり食べない。胸焼けする…。
ヒレ Tenderloin
ヒレは脂身が少なくあっさりした肉です。英語はTenderloin!テンダーロインです。
トンカツはロースとヒレがあって、ヒレは脂身が少なくてあっさりしている。それはみんな知っている。牛でも同じ。ヒレは脂身が少なくて、あっさりした肉です。
英語ではテンダーロイン。tender(テンダー)loin(ロイン)。tenderは「柔らかい」という意味。だから、柔らかロースですね。ステーキ屋でもテンダーロインステーキをよく目にします。
場所はサーロインの内側。柔らかくて脂肪が少ない。一頭の牛から、3%しか取れない希少部位。歳をとるとヒレのほうが好きになってくる。だけど、僕は焼肉屋ではあんまりヒレを食べない。ちょっとあっさりしすぎてる。
Tボーン T bone
焼肉屋ではなくステーキ屋でよく見るのがTボーン。T字型の骨を挟んでその両側にサーロインとヒレが付いている状態。昔、Tボーンステーキは骨付きのデカイステーキと思っていた。でも、サーロインとヒレの両方が楽しめる贅沢なステーキなんです。骨まわりの肉がうまい!
昔からTボーンステーキは知っていたけど、漠然としていた。だから、恵比寿のピータールーガーに行ったときにTボーンについて調べた。
高いけどめちゃうまかった。
Lボーン L bone
Tボーンのヒレがない状態がLボーン。サーロインに付いた骨がL字型に残るようにカットしたもの。あんまり見ないけど、こんな表記もあるみたいです。
カルビ Short Rib(Karubi)
カルビはアバラ骨辺りです。
サシが多くて濃厚。若いときはタレたっぷりのカルビでご飯をモリモリ食べるのが大好きでした。でも、歳をとるとサシはしんどい。カルビもしんどくなってくる。脂っぽくて、味も濃いから、もうカルビはあまり食べない。おいしいけどね。
「骨つきカルビ」は肋骨付き。「中落ちカルビ」は肋骨と肋骨の間の肉。細長い肉が小さい壺に入ってよくでてくる。
ちなみに、カルビ(Karubi)は韓国語で肋骨(あばら)です。なぜカルビだけ韓国語なのか不思議です。Short Ribとも書きます。
ハラミ Outside Skirt
ハラミは横隔膜です。
内臓に分類されるのでホルモンです。だけど、赤身に近い食感で、柔らかくてうまい。ハラミはカルビやロースと比べるとヘルシー。内臓だから赤身なのに柔らかい。僕はハラミも大好きです。若いときはカルビが好きで、歳をとってくるとハラミが好きになる人が多いです。
もっと細かく言うと、横隔膜の背中側が「ハラミ」、肋骨側が「サガリ」です。お腹の肉だから腹身「ハラミ」、ぶら下がっているように見えるから下がり「サガリ」らしいです。最近は焼肉屋のメニューにサガリもよく見かけます。
ハラミの英語はアウトサイドスカート(Outside Skirt)。ハラミの形がスカート(Skirt)に似ているからだそうです。
ちなみに、ホルモンは、関西弁で「捨てる物」を意味する「ほるもん(放る物)」から来てると小さいころに聞いて、「なんでホルモンだけ関西弁?」ってずっと思ってました。でも、最近は生理的物質の「ホルモン(Hormon)」からきていて、栄養豊富な内臓を食べ、活力を与える説が有力のようです。
シャトーブリアン Chateaubriand
シャトーブリアンは、ヒレ肉(テンダーロイン)の中で、厚みがあって肉質のよい部分です。英語はそのまんま、Chateaubriandです。
「究極の赤身」や「幻の部位」と呼ばれている。やわらかくてきめが細かく、希少価値が高く、高級店しか置いてない。なので、僕はあんまり食べたことがない。シャトーブリアンは滅多に見ないです。
ちなみに、シャトーブリアンの名前の由来ですが、フランス革命の頃の貴族で美食家のフランソワ・ルネ・ヴィコント・ドゥ・シャトーブリアンという人の名前に由来していると言われています。めちゃうまいから、料理人に命じて、シャトーブリアンばかりを食べていたそうです。
ザブトン Chuck Flap
肩ロースの中で、最もうまいと言われている部位、それがサブトンです。
肩ロースのあばら骨側で、すごいサシが入っています。牛肉の部位の中でも一番の霜降りです。「特上ロース」「特上カルビ」として提供する焼肉屋もあるみたいです。
部位の形が座布団に似ていることから、座布団(ザブトン)という呼び名がついたそうです。英語名は「Chuck Flap(チャックフラップ)」です。
とにかく柔らかい。口の中でとろける。柔らかさを感じてもらうために、薄切りで出てくることが多い。霜降りで脂が多いので、ササッと焼いて食べる肉です。刺身や寿司で生で使われることも多いです。甘くてトロけます。
ランプ Rump
焼肉屋でよく見るランプ!英語はRump
サーロインの後ろの部位。腰からお尻にかけての赤身です。きめが細かく柔らかくてうまい!ランプは英語では、トップ・サーロイン・バット(Top Sirloin Butt)とも言います。Buttはお尻です。
ブラジルでは、サーロインやヒレよりもランプが人気! シェラスコ料理でもランプがあって、僕もランプは大好きです。ちなみに、ユッケにはモモ肉が使われるけど、上質なランプもユッケに使われるそうです。
イチボ Aitchbone
イチボはランプのさらに後ろの部位です。
牛のお尻の先の部位で、赤身で繊維が細かい。Aitchboneは尻の骨、尻の肉という意味。一頭から極少量しかとれない希少部位です。
イチボは、英語ではトップ・サーロイン・キャップ(Top Sirloin Cap)とも呼ばれています。サーロインよりもっとスペシャルな部位なんですね。
ブラジルのシェラスコ料理では、ピッカーニャ(PICANHA)と呼びます。PICANHAはポルトガル語。シェラスコ料理では一番うまい肉。それがイチボ!
ランプと合わせてランイチと書かれていることもあります。ランプよりイチボのほうが少し固いそうです。だけど、正直、僕はランプとイチボの違いはわからない。どちらも好きです。
テール Tail
牛のしっぽがテールです。英語はそのままTailです。
小さいころ友達の家でテールスープをよくご馳走になっていた。だから、テールと言えば、テールスープをイメージしてしまう。やわらかい尻尾の肉と、塩味のスープがめちゃあう。
テールはコラーゲンの塊!スープにしても焼いてもうまい!
焼肉屋では、骨ごとスライスして輪切りの状態で出てきます。これがうまい!焼肉屋のメニューにテールがあると頼んでしまいます。渋谷のゆうじにテールがあって、いつも食べていた。だけど最近は置いてないので残念です。テールを食べられるお店はあまりないのです。
焼肉の部位について書いていたらキリがないですね。焼肉が食べたくなりました。
自由研究で役に立ちました!!
肉の部位の研究ですか?どんな自由研究か気になりますが、参考になったならよかったです(笑)。
ブログ拝見させていただきました。
素敵な画像で、こちらの部位の画像を焼肉屋店舗で使わせていただくことは可能でしょうか?
ご検討くださいませ。
問題ないですよ!