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レヴィ=ストロース

レヴィ=ストロースの近親相姦の考えの知ってほほうと思った。

お金という物を考える時、それは「価値があるから物と交換できる」のではなく、「交換できるから価値がある」ということに気づく。もし、お金自身に価値があったなら、流通しないわけである。物を流通させることは、お互いに利益があるだけでなく、友好関係の確認にもなる。

レヴィ=ストロースは女性もこれと同じだと考えた。彼は結婚を、「女性の贈与」と考えた。男性社会ならではの考え方だが、婚姻を交換出来ることが女性の価値であり、それによって親族間の友好関係も保たれていると考えたのである。ここで、近親相姦が生まれてくる。交換対象である女性に価値があってはいけないのである。

今では遺伝学的に問題だとわかっているが、こういう考えの発端は一体何からなのかわからなくなった。