「精神科医が見つけた3つの幸福」という本を読んだ。幸せのメカニズムをロジカルに解説してます。合理的で面白かった。言ってみれば、セロトニン、オキシトシン、ドーパミンの本です。友達から勧められて読んだけど、自分だと手に取らない本。読んでよかった。
脳内でセロトニン、オキシトシン、ドーパミンの3つの「幸福物質」が分泌されている状態が幸せ
結論はすごくシンプル。
幸福は「結果」ではなく「状態」。脳内でセロトニン、オキシトシン、ドーパミンの3つの「幸福物質」が分泌されている状態。セロトニンは「健康」、オキシトシンは「つながり」、ドーパミンは「成功」に関する脳内物質。つまり幸せには3種類ある。
そして、優先順位が大事。セロトニン「健康」、オキシトシン「つながり」、ドーパミン「成功」。この順番が乱れるとダメ。つまり、健康第一、その次に、「つながり」、「成功」。
真面目な日本人はついつい頑張りすぎて、「健康」、「つながり」の優先順位が下がりがち。だけど、幸せは今にある。今を大事にしているフィリピン人に、将来のことを考えている日本人がショックを受けることにも合理的に納得できた。
ドーパミン「成功」はもっともっとと感じになる。そして、ドーパミンは慣れてくる。それが成長にも繋がるのでとても良い。だけど、仮にまだ成功してなくても、まずは自分がいま手にしている幸福に気づき、それを維持するように努力するべきだ。そんな感じの内容です。
男性的な人が、ドーパミン的な幸せのプライオリティが高くなりがちな気がします。達成すると楽しいし、それが男性の役割のようにも思います。
年収と幸せには相関関係があるけど、年収7.5万ドル以上(800万)になると横ばい?
あと、ダニエル・カーネマン教授の研究によると、年収と幸せには相関関係があるけど、年収7.5万ドル以上(800万)になると横ばいになるそうだ。この研究の原文を調べてみようと思って調べてみようと思ったけど、裏付けがない日本の記事ばかりでてくるので、これから英語で調べてみようと思う。
体感的には、年収1000万は1つの目安と感じる。だけど、物価差があるので、アメリカ人にとっての7.5万ドルを、日本人にとっての800万とするのはちょっと無理がある気がした。ただ、この本に限らず、「金持ち」という言葉は曖昧なので、年収で説明するのはよいと思う。
と言う感じで、面白かった。本としては、前半が面白い。というか前半で簡潔している。著者の宣伝を入れるのはいいとして、後半は蛇足でグダグダしてきます。
幸せに関するメモ
以下、自分メモ
- 幸せのレシピという映画がオススメらしい。見たことないので、機会あれば見てみよう。
- 健康は予防が大事
- 必死に頑張る人が幸せになりにくい。
- 親の健康をケアするのは大事
- 人に親切にするとオキシトシンがでて、幸せになる。自己満足OK
- 寝る前にポジティブなことを書くべし
- ボランティア重視の人はプライオリティがズレているかもしれないので注意
- 家族と食事を食べるアメリカ人
- 集団スポーツはいい。健康、繋がり、成功に繋がる。
- 朝に散歩しよう
この本を読んで、フィリピン人が幸せそうに見える理由が腑に落ちたのです。
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