大学1年生のとき、兵庫県に住んでいた僕は、阪神大震災を経験した。もう4年前だ。阪神大震災は僕の知り合いの命を奪い、家を潰し、壁も潰し、身の回りにあるものをすべてボロボロにした。
阪神・淡路大震災で被災
震災直後に町に出ると、道が無くなっており、僕は歩けるところを歩くしかなかった。
阪神・淡路大震災は、1995年1月17日(火)に発生した兵庫県南部地震により発生した災害を指す。兵庫県の淡路島北部(あるいは神戸市垂水区)沖の明石海峡(北緯34度35.9分、東経135度2.1分、深さ16km)を震源として、マグニチュード7.3の兵庫県南部地震が発生した。
近畿圏の広域が大きな被害を受けた。特に震源に近い神戸市の市街地(東灘区、灘区、中央区(三宮・元町・ポートアイランド)、兵庫区、長田区、須磨区)の被害は甚大で、近代都市での災害として日本国内のみならず、世界中に衝撃を与えた。犠牲者は6,434人にも達し、第二次世界大戦後に発生した地震災害としては東日本大震災に次ぐ被害規模であった。
https://ja.wikipedia.org/wiki/阪神・淡路大震災
崩れた建物の間を歩くとそれは自然とジグザク走行になっている。まっすぐには歩けない。人は壁があるから真っ直ぐ歩いていることを確認できている。
人の周りには人がいる。周りに人がいるから自分がいることを確認している。しょせん、一人では生きられない。
震災で壁がなくなった時、真っ直ぐ歩けなくなった。だが、モノは壊れる。そして、無くなる。人も然りだ。明日、自分の周りの人がみんないなくなってしまうかもしれない。
周りの人がガラッと変わったら真っ直ぐ歩けるだろうか?
人の価値観などそんなものだ。オリジナルなんて存在しない。いろんな人に植え付けられているだけだ。
震災の時に、デカイビルに逃げ込んでも小さい家に逃げ込んでも同じだ。だから、心の中にデカイビルを建てることにする。震災なんぞに負けないビルを建てたい。今はまだ、基礎です。
だから、頑張る。僕は弱虫です。
コメントを残す