韓国の友達は僕より随分年下で、24歳ぐらい。情報系の大学生。多分、僕が行ってた大学みたいな感じ。基本的な情報リテラシーを広く浅く勉強して、後は各自が掘り下げていくんだと思う。
で、話すると、僕よりITのことをよう知ってる。その年齢でそれだけ知ってたら情報系の会社ならどこでもいけるんちゃう?って言うた時に帰ってきた答えをすごく覚えている。
IT業界は10年前はすごくよかったかもしれない。でも、今はバカみたいに働くだけで、給与も安いし、将来も見えない。開発者に将来ある?そんな業界を選ぶわけがない。
だから、彼は医者になると言う。血は怖いから、歯医者らしい。職業の選び方が根本的に違う。
どちらが正しいとかいう話でない。ただ、彼は発言はとても的を得ていた。社会人経験のない大学生の彼が、日本で社会人5年やっても悟れてないことをあっさり言う。それを目の当たりにして、状況の違いを感じた。サバイバルのシビアさが全然違う。
別の韓国人が言う。
我々は、日本、ロシア、中国と強国に囲まれて生き残るために必死だ。
大手家電メーカに就職が決まってる大学生だった。
そんな考えを持ったことはなかかった。日本だと、開発が好きだから、デザインが好きだからと、そういう理由で職業を選ぶ。悪いことじゃない。職業選択の自由万歳。好きなことを仕事にするのはモチベーション的にええじゃないか。
でも、韓国人は好きなことではなく生き残るための仕事を探していた。勿論、全員がそうじゃないけど、そういう韓国人が多かった。
僕は恵まれた環境にいる。気づいていなかった。
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