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メキシコ人漁師とアメリカ人のMBAの話に納得。無駄が楽しい

メキシコ人漁師

本を読んだ。

競争、競争、効率、効率って追求していくと無駄がなくなる。無駄がないのはビジネスにとってはいいかもしれん。だけど、無駄って楽しい。試行錯誤も楽しい。効率ばかり考えてたら息が詰まる。苦しいわ。

サッカーもできなくなるし、遊べないでしょ。そんな時間があったら、本業のパフォーマンスを考えろってなるわけで。

食事だって効率を考えたら、ウィダーインゼリーとかサプリメントで十分。短い時間で栄養補給。それが効率的なわけじゃないですか。でも、なんか寂しいよ。オイシイもの食べて、ワイワイ話しながら、ダラダラするのが楽しいじゃないですか。

その時間とお金は無駄と思いますか?

効率重視って何やねん。と思うわけです。これは賢いのか?楽しいのか?

人生で大切なものは無駄?

年末に、iPhoneを買いまして、僕と同じような目線でポッドキャストしてる素人番組を聴きだしたんです。ずっと素人でラジオ続けている人で、なんか同じような空気を感じたんですよ。

そこで紹介されていた、メキシコ人漁師とアメリカ人のMBAの話が面白かったので、紹介しときます。有名な話かもしれんけど、僕は知らんかった。原文どこかわからん。コピペしておきます。

メキシコの田舎町。海岸に小さなボートが停泊していた。メキシコ人の漁師が小さな網に魚をとってきた。その魚はなんとも生きがいい。それを見たアメリカ人旅行者は、「すばらしい魚だね。どれくらいの時間、漁をしていたの」 と尋ねた。

すると漁師は

「そんなに長い時間じゃないよ」

と答えた。旅行者が

「もっと漁をしていたら、もっと魚が獲れたんだろうね。おしいなあ」

と言うと、漁師は、自分と自分の家族が食べるにはこれで十分だと言った。

「それじゃあ、あまった時間でいったい何をするの」

と旅行者が聞くと、漁師は、

「日が高くなるまでゆっくり寝て、それから漁に出る。戻ってきたら子どもと遊んで、女房とシエスタして。 夜になったら友達と一杯やって、ギターを弾いて、歌をうたって…ああ、これでもう一日終わりだね」

すると旅行者はまじめな顔で漁師に向かってこう言った。

「ハーバード・ビジネス・スクールでMBAを取得した人間として、きみにアドバイスしよう。いいかい、きみは毎日、もっと長い時間、漁をするべきだ。 それであまった魚は売る。お金が貯まったら大きな漁船を買う。そうすると漁獲高は上がり、儲けも増える。その儲けで漁船を2隻、3隻と増やしていくんだ。やがて大漁船団ができるまでね。そうしたら仲介人に魚を売るのはやめだ。 自前の水産品加工工場を建てて、そこに魚を入れる。その頃にはきみはこのちっぽけな村を出てメキソコシティに引っ越し、ロサンゼルス、ニューヨークへと進出していくだろう。きみはマンハッタンのオフィスビルから企業の指揮をとるんだ」

漁師は尋ねた。

「そうなるまでにどれくらいかかるのかね」

「二〇年、いやおそらく二五年でそこまでいくね」

「それからどうなるの」

「それから? そのときは本当にすごいことになるよ」

と旅行者はにんまりと笑い、

「今度は株を売却して、きみは億万長者になるのさ」

「それで?」

「そうしたら引退して、海岸近くの小さな村に住んで、日が高くなるまでゆっくり寝て、 日中は釣りをしたり、子どもと遊んだり、奥さんとシエスタして過ごして、夜になったら友達と一杯やって、ギターを弾いて、歌をうたって過ごすんだ。 どうだい。すばらしいだろう」

お金持ちの不思議

いいたとえ話や

目の前のハッピーを犠牲にして頑張るのは違うな。僕はものすごーく中途半端なところにいますわ。

今んとこ、無駄なことと無駄でないこと半分半分を理想としときます。