出雲から見た古事記の漫画です。いままで古事記の本はいろいろ読んだけど、出雲側に立って考えたことはなかった。面白かったです。もし大和王朝が海を渡ってやってきたとしたら、日本のルーツは?って考えさせられました。
内容の半分ぐらいは古事記です。だから知ってる内容なんですが、水木しげるさんの解釈が入るので、発見があって面白い。
古事記の漫画は須佐男(スサノオ)が悪い顔してる漫画が多いんですけど、この漫画では結構普通の顔をしている。出雲側から見ているので、須佐男が主役みたいな感じ。
顔が変わるとだいぶん印象が変わります。小林よしのりさんのゴーマニズム宣言みたいな感じ。作者の解釈で絵は変わる。それで読み手の解釈も変わる。どんなことも立場で解釈は変わる。そして、多面的に考えることが大切ですね。
出雲大社に行く前に読んでほしい。古事記の知識があるほうが楽しめます。そして、読むたびに少しずつ解釈が変わります。古事記が好きなら絶対おすすめです!
★★★★★
その後、出雲大社に行きました。
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