プロボノマッチングサービス開始?プロボノアンテナというイベントに行ってきた。東京はいろんなイベントがありますねぇ。このイベントは今回が2回目だそうです。
第1回は、Twitterプロフィールにプロボノって書いてる人が集まって飲んだらしい。イベント主催者の山田さんと知り合って、このイベントを知りました。
大崎駅前のスターバックスに集合。このスタバはみんながドリンクを買えば使えるミーティングルームがある。これは便利
プロボノアンテナ vol.2
部屋はほぼ満員。20人ぐらい集まってた。最初は、プロボノを経験した特定非営利活動法人 NPOファミリーハウスさんとコーダーのプロボノワーカーに、司会者の大野佳祐さんがぶっちゃけな質問をすることでプロボノの実態を探る。
その後はワールドカフェ。テーマはプロボノに期待すること。プロボノをやってる人は2割ぐらいで、ほとんどの人は興味があるけど、実際どんなものだろうという気持ちで参加していた。
プロボノに期待すること
いろんな意見が出ていたが、共感したのは以下
- 前向きな仲間との出会い
- 腕試し (転職せずに自分の力が試せる)
- ウェブ黎明期のようなエネルギー
プロボノの動機はさまざま
プロボノ経験者が「お客様が喜んでくれてハッピーだった。」と言っていた。こういう意見が多いのは不思議。会社の仕事ではやりがいが得にくくなってるのだろうか?お客様の笑顔は仕事でも得られるはず。複雑な世の中です。
ちなみに、僕の動機は他の人とちょっと違う。単に、プロボノの実態を見たいのです。そして、自分のスキルがこの先も飯の種になるのか考えたいのです。僕の行動はいつでも危機感からです。
報酬を得ないことを美学と思っている人がいるが、そこは共感しにくい。なんで、そうなっちゃんだろう?と不思議な気持ち。
先週にIT企業の経営者と飲んだときに、プロボノについて根掘り葉掘り聞かれた。「プロボノなんて活動は勘弁してくれよ。」と思ってる経営者が多い。会社で頑張ればいいでしょ。と。確かにその通りだと思う。雇用している側からするとたまったもんじゃない。
しっかり稼いで納税するのは社会貢献だし、ビルゲイツのようにがっぽり稼いで、特定の領域に寄付するほうが大きいことができる。
企業活動にやりがいがないとは思ってない。だから、みんながプロボノというキャッチコピーに乗って、営利活動がおろそかになっちゃうとちょっと複雑な気持ちです。
しかし、それに首を傾げながら、実態を見ないで否定はできない。それって、インターネット初期に、インターネットなんて嫌い!と言って触りもしない人と同じと思う。だから、実態を見たい。
プロボノのマッチングサービス
イベントのなかで、プロボノアンテナという組織を立ち上げることが発表された。プロボノのマッチングサービスを開始するそうです。サービスグラントと競合になるのか?共存するのか?って質問したら、共存ということです。住み分けるそうです。
海外ではプロボノの応募者が多すぎて、申し込んでもプロボノワーカーになれないそうです。どんどん倍率が高くなってきています。日本も同様。そんな中、スキルがなくても気持ちがあればできることはあるよ、というスタンスでプロボノ情報を発信していく団体を作ろうとしているようです。
僕はサービスグラントのマッチングサービスを利用しました。だけど、最近はマッチングサービスも増えています。ニーズが多いんですね。企業計画書も発表されて、プロボノアンテナ第3回では活動報告がなされるらしい。
知的労働の価値
知的労働がボランティア化したときに、その業界の経済価値がどうなるのか分からない。しかし、明らかにそういう波がきている。オープンソースだって同じ。
価値やビジネスモデルがどう変わるかはまだ分からない。ただ、はっきり言えるのは、ここに集まってきている人は、会社で会う人よりモチベーションや意識が明らかに高い。それが事実なんです。
プロボノアンテナvol.2まとめ
懇親会もすごく盛り上がった。いろんな人と話したが、86世代がチラホラいます。
僕が20代前半のときなんて何も考えてなかった。彼らのパワーに負けないように自分を磨かないとね。置いてかれちゃう気がします。今日もいい刺激をいただきました。
マッチングサービスがうまくいくことを期待して、自分のできることをコツコツと積み重ねていきます。