マンホールマニアに会いまして、そんな趣味があるのか!と驚いたので忘れないようにメモしておきます。東京都下水道局のサイトに「いま”マンホール蓋”が熱い!!」というページがあるんです。マンホール蓋によるマンホールツーリズムなんです。
マンホール蓋が観光名所
東京のマンホールはエリアごとデザインが違う。オリジナルマンホールがあちこちにあるんです。
最近話題のマンホール!全国ではデザインマンホール蓋が注目されており、マンホールカードも発行されるなど話題を集めています。東京都内にもアニメなどのキャラクターデザインのマンホール蓋が多くあります。ここでは、都内に設置されているデザインマンホール蓋を紹介します。
https://www.gesui.metro.tokyo.lg.jp/business/b1/designmanhole
その場所にゆかりがあるデザインになっていて、観光名所が描かれていることが多いんですが、アニメキャラもあって、新宿区はゴジラ、葛飾区はこち亀、世田谷区はウルトラマンみたいになってます。港区のセーラームーンは東京都のサイトには掲載されてないけど、港区のサイトには載ってます。
そして、マンホールマニアがマンホールに訪問して写真を撮るんですね。どれぐらいそんな人がいるのかわからないけど実際に観光に繋がっているんです。壮大な謎解きが作れそう。
全国マンホールカード
さらにマンホールカードもあるんです。公益社団法人 日本下水道協会というのがあって、2012年に下水道広報プラットホーム(GKP)というのを作っているんです。ローマ字頭文字でGKP…(涙)。名前が超残念です。
GKPが、下水道の広報としてマンホールカードを作ってると思ったら、市区町村が予算を出して彼らに発注しているようです。2000枚で45000円。価格設定が微妙。
カードの裏面にはデザインの由来が書かれています。住所は書かれてないけど緯度経度があります。QRコードをつけてスキャンしたらマンホールの場所に移動してくれたら便利なんですけどね。
渋谷マンホールカード 3月のライオン 桐山零
- 緯度経度:35°40’46.3″N 139°42’28.1″E
- マンホール場所:東京都渋谷区千駄ケ谷1丁目21
- カード配布場所:渋谷区立千駄ヶ谷社会教育館 1階受付
行ってみて分かりましたが、各自治体ごとカードは1種類。だけど、マンホールは何種類もあるし、同じマンホールが複数の場所にあります。
新宿マンホールカード シン・ゴジラ
- 緯度経度:35°41’41.7″N 139°42’07.2″E
- マンホール場所:東京都新宿区歌舞伎町一丁目18番先(新宿東宝ビル前歩道上)
- カード配布場所:新宿観光案内所
港区マンホールカード セーラームーン
- 緯度経度:35°39’19.5″N 139°44’12.5″E
- マンホール場所:東京都港区麻布十番2丁目
- カード配布場所:港区観光インフォメーションセンター(札の辻スクエア)
練馬マンホールカード 仮面ライダー1号
- 緯度経度:35°45’10.6″N 139°35’43.3″E
- 場所:東京都練馬区東大泉2-10-11付近
このカードは観光案内所などで無料で配布しています。メルカリで売ってる人もいますが、現在のところあまり売れてないようです。
マンホールマニアに、「兵庫県西宮出身です。」というと、「ああ、甲子園ね」と言って、甲子園のマンホールの写真を見せてくれました。東京だけじゃないんです。全国でやってるんです。
ポケモンマンホールは全国にありました。東京は町田に多いです。
熱海 金色夜叉 貫一お宮 マンホール
熱海に行ったとき、観光地はマンホールに力を入れているなあと思ったんです。でも、日本全国なんです。びっくりです。
- 緯度経度:35°05’56.7″N 139°04’36.2″E
- 場所:静岡県熱海市東海岸町15−45
東京のデザインマンホールの探し方
マンホールの場所を探すときはカードを探して、カードに書かれている緯度経度で地図を表示するのがよいです。市区町村のウェブサイトに場所や行き方が載っていることもあります。
でも、この探し方は面倒なので、緯度経度情報をデータベースに入れて、地図とマッピングしようかと思ったんです。でも、もうありそうと思ったら東京都は地図がありました。
2024年にTOKYOデザインマンホールデジタルラリーというイベントが開催されて、アプリでカードをゲットできたようです。ポケモンみたい。その時の東京マンホームマップが残っているので東京都のマンホールはこれで探せます。ただし、デジタルラリーは2025年1月末に終わるのでそのタイミングで地図もなくなりそうです。マンホールを集めて応募したら抽選で景品があたるので興味ある方はチェレンジしてみてください。
マンホールサミット2025は大阪万博
おまけに毎年マンホールサミットが行われていました。もう12年目。2024年は富山で開催、2025年は万博大阪で開催です。マンホール愛好家、マンホーラーと名乗る人もいました。いろんな世界がありますねえ。
細部にこだわる日本らしくていいと思う。だけど、財源が気になる。マンホールの値段を調べたら予想通りめちゃくちゃ高い。これ税金ですからね。マンホールツーリズムの観光効果が気になる。
ということで、足元が気になる今日この頃。日本を旅行するときは、ご当地マンホールを探してみます。
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