鼻の手術をしました。鼻中隔湾曲症(びくうかくわんきょくしょう)。せっかくなので手術体験談としてブログに残しておきます。幼少のころから鼻が詰まっていてあまり鼻呼吸できていません。
アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎、蓄膿症(ちくのうしょう)。一通り言われた。小さいころから鼻が悪くて、耳鼻科ばっか行っていた。そして、サッカーの接触プレーで鼻骨折。そんなわけで鼻呼吸がしにくい。口がよくあいている。だから、喉を痛めやすい。風邪をひく時はだいたい喉から。イビキもうるさい。
会社の友達が鼻を手術してたのでいろいろ聞いてみた。そしたら、僕と症状が似ていた。それで、オレも鼻を治したいな、と思ったのがキッカケです。東京慈恵会医科大学附属病院に名医がいると聞いて、さっそく検査をしに慈恵医大に行きました。東京はなんでもある。
病院では鼻のCTスキャンを撮られました。そしたら、右の鼻が直角近く曲がっていました。
鼻中隔湾曲症とは?
鼻の中の軟骨(鼻中隔)が曲がっている状態を鼻中隔湾曲症(びくうかくわんきょくしょう)と言うそうです。
成人の鼻中隔は80%から90%に多少の彎曲が見られるが、高度彎曲で鼻閉塞などの症状がある時には病的な彎曲症と診断される。これが鼻中隔彎曲症で、鼻中隔奇形 septal deformity も含まれる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/鼻骨#鼻中隔彎曲症
ほとんどの人が鼻の中は曲がってるらしい。でも、外から見ても分からない。曲がっていて、鼻づまりがひどかったりすると、鼻中隔湾曲症として治療の対象となるようです。確かに僕はいつも左右どちらかの鼻が詰まってて、口呼吸が多かった。 CTスキャンで見た鼻の中があまりに曲がってるのでビックリした。
でも、鼻が詰まっているのは僕の中では自然なので、無理に治さなくてもよいと医者には言われました。ただ、ノドのイガイガも鼻が関係している気がしたので、思い切って手術することにしました。
慈恵医大で鼻中隔湾曲症の手術
軽い気持ちで手術を決めた。だけど、初めての手術、初めての入院、思ったよりしんどかったです。手術は全身麻酔なので、何も覚えてないです。
目が覚めると鼻には大量のガーゼが詰められていて、鼻は完全にブロックされてました。
手術後、慈恵医大に1週間入院していました。手術直後の数日はしんどくて何もできなかったです。手術後は鼻にパンパンになるまでガーゼを入れられます。そして、毎日その詰め物を取り替えます。こんなに鼻に入るのかと驚くほどのガーゼがピンセットで引きずり出されます。めちゃめちゃ痛い。血だらけガーゼがすべて出たあとは、鼻から空気がものすごい吸えます。掃除機のようです。
3日目ぐらいから動けるようになってきました。カーテンの向こうのおじいさんたちは顔は見えないけど、重傷っぽくて、しばしば親戚が来てました。入院は健康について考えるいい機会ですね。
まだ、鼻には詰め物をしているので、鼻呼吸できません。ただ、たまに取ったら、めちゃくちゃ空気を吸えるので感動します。
鼻呼吸ができる。普通の人の当たり前をやっと感じることができました。鼻が詰まっている人はこの手術はオススメです。感動すると思います。鼻中隔湾曲症(びちゅうかくわんきょくしょう)です。
入院生活でネット断食
初めての入院はいろいろ考えさせられました。入院中はすることがないのでひたすら本を読んでいました。
ネットからも離れられてすごくよかったです。1年に1週間はネットから離れるべきだと感じました。
病院の食事は規則正しく、少ない食事量で人は大丈夫なんだと痛感しました。ちょっと痩せました。充電できました。健康はすばらしいです!
実は、手術を申し込んでから手術日まで数ヶ月ありました。その間に転職してしまった。だから、転職直後という最悪のタイミングでの手術でした。
鼻に綿球を入れて会社へ行く
まだ会社にも東京にも慣れてないのに、鼻に綿球を入れてマスクをして会社に行ってます。きっと怪しいやつと思われていると思います。傷跡にバイ菌がつかないようにしばらく綿球を入れておかないといけないようです。
ご飯を食べるときは、ササッとマスクを外します。その時は鼻に入れた綿球が見えるので、会社では「しょうた」と呼ばれてます。
(ダウンタウンのコントです。)
明日からも頑張って働きます。
鼻中隔湾曲症の手術ブログ その後
手術して14年経ちました。手術直後に比べると鼻は詰まっています。それでも、鼻呼吸できているので僕は手術してよかったです。このブログが参考になれば幸いです。2022.5.12
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