この雨はこの後、数時間続く。
前にいっぱいいると走りにくいので、ついつい前方のスペース確保したくなる。
ぐんぐん抜いていった。
給水所が楽しい
初めての給水所は楽しかった。水とスポーツドリンクがあるんだけど、いつもどっちも飲んだ。
やっぱ疲れている身体にはスポーツドリンクがうまい。走りながら飲むとこぼれる。給水所でウロウロしてると人の邪魔になるんだけど、ついつい貰いたくなる。
給水所でカワイイ女の人にちょっとぶつかった時にファックと言われたのはショックだった。ドリンクを貰うのに夢中になっていると人の邪魔になってしまうかもしれないので注意しましょ。
公式の給水所の他にも現地の人がいろいろ配っている。物珍しいからついつい全部もらってしまう。バナナやチョコレートはまだ形でわかる。でも、なにかわからないものもある。食べてみると、小さいドーナツだったり、マフィンだったりする。パサパサのやつは喉が渇く。
そして、次の給水所でまたなにかを飲む。
走ってる間、確実に食べ過ぎた。1キロ過ぎからトイレに行きたくなったのは計算外でした。
スタート前にウンコを済ませておかないと大変なことになるのだ。
乳首が痛くなる
あとは、Don’t eatと書かれたものが配られてて何なのか分からなかったのだが、後でみんなに聞くと、ワセリンだったそうな。服が擦れて痛いからワセリンを塗るのだ。
乳首は擦れて痛い。だから、みんなワセリン塗ったりローションつけたり、バンドエイドをつけたりしている。
ボクはアンダーシャツを着た。
乳首だけじゃなくて、ワキや股も擦れて痛くなる。ずっと擦れるからヒリヒリしてくるのだ。こんなことになるなんてフルマラソンを走るまで知らなかった。
旅行代理店は自分のツアー客だけを応援
あと、走ってて驚いたのは応援の力。地元の人がすごく応援してくれるんですよ。単純ですが、応援されると嬉しいもんです。たぶん1人で参加して、ひっそり完走してもそこまで嬉しくないように思う。もちろんそれでも嬉しい人はいると思いますが。
JTB、HIS、コナミスポーツなどはツアーを組んでホノルルにやってきてる。だから、旅行代理店の人はあちこちにいて、ツアー参加者をめちゃくちゃ応援してる。
雨の中、朝も早よから、すごいハイテンションで応援してる。もちろん、JTBの人はボクを応援はしてくれない。JTBの人だけ(笑)。わかりやすい。
服で分かるようにしてる。丁寧に服に名前を書いてて、名前で応援してるのだ。
そもそもこの時期のホノルルは天気も悪く旅行者も少ないそうだ。だから旅行関係者はこのイベントを成り立たせて日本から参加させることはすごい重要なのだ。
ちなみに、この年は、エントリー数は23,230名(内日本人14,406名)日本人多いですね。そういうのを肌で感じながらホノルルマラソンという興行はよくできてるなあ。と関心して走ってました。
旅行代理店とは違って、現地の人はもちろん公平に応援してくれる。Nice legとか書いた横断幕を張ってたり、You can do itって叫んでくれたりする。
けど、実際どう思ってるんだろ。ちょっと気になる。
だって、参加者は日本人ばっかやもん。雨の中を走りながら、そんなことばかり考えていた。でも、それは最初だけ。途中からはだんだん無心になってくる。
ペース配分のミス
ホノルルマラソンではだいたい10キロごとに時計がある。10キロって書いてたり10マイルって書いてたりしてすごく分かりにくい。なんで?どっちかに統一して。
ダイヤモンドヘッドの上り坂の時はすごい雨だった。その先には、公衆トイレがあったけど、みんなドアを開けては次のトイレのドアをあけていた。めっちゃ汚いんだと思う。ボクは今回トイレは我慢した。
なんとか我慢できるレベルでよかった。だって紙を持ってなかったもん。マラソンを走るときにポケットティッシュは必須です。走ってる時間が長いからね。ウンコのペース配分も必要なのです。
10キロ時点を過ぎたとき、時間は1時間ちょいやった。皇居のときは50分ぐらいだったからいつもより遅い。10分以上遅い。結構おそい。ここでちょっと焦った。ここで判断を間違った。実はスタートしてから動き始めるまで5分から10分のタイムラグがあるのだ。
だから、後で気づいたのだが、いつもと同じペースだったのだ。それを遅いと勘違いしたのは1つの間違い。
時計持ってないのはやっぱダメだと思った。ペースが分からなくなるから。
だから、10キロ過ぎてからちょっとだけペースをあげた。
20キロ時点では2時間ぐらいだった。だから、たぶん10キロから20キロの間は1時間以内だった。
でも、このへんで力尽きてくる。だんだん足が動かなくなってきた。
30キロぐらいからは歩いてしまった。足が痛くて、柱を見つけてはストレッチしてた。足が動かないのだ。ほんとに自分でも驚くほど動けなくなった。
この後はもうあんまり何も考えてなくて無心で走った。長くしんどかった。
どんどんペースダウンするのを感じながら5時間以内で走れるのか。って頭で計算ばかりしてた。楽しむ余裕はなかったです。多分最初から7分ペースで走ってたらよかったんだと思う。
でも、それができなくて、飛ばしてしまって、足が動かなくなるのです。
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