東京・浅草のドンキホーテ前で花魁道中ショーがやっていて面白いので紹介します。その名も「Oiran Night Rock(花魁ナイトロック)」!毎週金曜・土曜・日曜の夜、21時から21時30分までの30分間!無料で花魁道中が鑑賞できる屋外ショーです。
花魁ナイトロック Oiran Night Rock
ドンキホーテ前の道路を「浅草六区ブロードウェイ」と呼ぶことをはじめて知ったんですが、そこに花魁が現れます。

出演は、浅草で活躍する「浅草香和(あさくさかぐわ)」と「浅草右近屋(あさくさうこんや)」の2チーム。
Oiran Night Rockは毎回どちらかが登場するんですが、月に一度だけ、両チームがコラボする「スペシャルナイトショー」があるんです。その日に観に行きました。

たまたま北側に行ったんですが右近屋が待機してました。21時が近づくと、だんだん人だかりが増えて、21時になると、右近屋の行列がゆっくりステージに向かいます。花魁は最後尾、人力車に乗っていました。友光彩子さん。

ドンキ前のステージに到着すると、花魁は人力車を降りて、高い下駄を履きます。

下駄を引きずって独特の歩き方をしていました。

ステージに到着すると、南から来た浅草香和と合流です。浅草香和の花魁は座長のかずみさん。ロック調の音楽が流れ、ダンスパフォーマンスがはじまります。短いショーだったけど、観光客を歓迎していてすごくいい試み。ただ、花魁がいまいちわかってなかったので、調べてみました。
花魁と芸者の違い
花魁(おいらん)は、江戸時代の遊郭で最高位にいた女性たち。要するに、最高ランクの売春婦ですよね? 花魁コスプレって人気があるけど、正直よくわからなかった。なぜ売春婦の格好をして嬉しそうに写真を撮っているのかわからなかった。
でも、いまの価値観で考えたらダメなんですね。昔は男女平等ではなかった。男尊女卑。女性には男性のように働く権利がなかった。そんな時代には、いい男を見つけるのが女性の幸せです。江戸時代の大奥だって、いまの価値観じゃありえない。
花魁は厳しい修行をして、美しさだけでなく教養も身につけ、芸事にも秀でていたそうです。芸者も有名だけど、芸者よりも花魁のほうが身分が高かったん。ファッションリーダーだったとも言われているのでアイドルみたいな存在だったのでしょうか? まだわからないことが多いので、本や漫画を探して読んでみようと思います。
花魁道中とは?
お客様に指名されると、花魁は街を練り歩きながらお客様のもとへ向かいます。その儀式が「花魁道中」。「花魁道中」には、見習いの禿(かむろ)も同行し、大名行列のような華やかさだったようです。ちなみに、花魁を指名するには、年収に相当する額が必要だったそうです。
みんなにアピールして歩くんだから、誇りだったのかもしれません。そんな不思議な花魁道中はいまでも東京で毎年見れます。「江戸吉原おいらん道中」というんですが、年に1回なんです。
でも、浅草のドンキホーテ前で毎週末見れるんです。それも無料!ドンキホーテ前にステージに向かって、北と南から移動してきて、ステージで合流してショーが始まります。

浅草の街は活気がありました。外国人旅行者じゃなくても楽しいです。東京に観光で来た方も、地元の方も、ふらっと立ち寄って見る価値ありです。
花魁道中を見ていると、ステージに着いたときはいい場所は残ってない。次に見にいくときは、最初からステージ前でスタンバイしようと思います。

主催は「浅草六区エリアマネジメント協会」で、公式サイトでは出演スケジュールも確認できます。週末に浅草にいたらぜひ見てみてください。
東京で見られる花魁ショーで気になっているのは以下です。見に行ってよかったら記事にします。
浅草香和|花魁や侍のエンターテイメントショー
このショーに出演している浅草香和(あさくさ かぐわ)は、東京の浅草にある劇場です。花魁や侍をテーマにしたエンターテイメントショーをやっています。和太鼓、殺陣、日舞など、日本の伝統芸能を現代的にアレンジした迫力あるステージが特徴で、食事を食べながら鑑賞できます。観光客にも人気のスポットです。
浅草右近屋|花魁コスプレ
ショーに出ていた浅草右近屋は、日本舞踊家である孝藤右近さんが立ち上げた和のエンターテイメント集団。東京の浅草に拠点があって、そこでは花魁や芸者のコスプレができます。
江戸花魁奇譚|イマーシブ・フォート東京
ちなみに、江戸花魁奇譚(えどおいらんきたん)という演劇もあります。これは、東京のイマーシブ・フォート東京にあって、参加者が物語の中に入り込める没入型演劇です。江戸の花街が舞台で、役者との距離が近くて、参加者の行動で結末が変わるそうです。五感を刺激する演出で、18歳未満は入場不可の大人向けコンテンツ。行こうかなと思ったけど結局行ってないんですけどね。
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