さとのば大学の「共創オーナーズラーニングジャーニー」に参加しました。さとのば大学という変わった学校が「ラーニングジャーニー(Learning Journey)」という「学びが多いツアー?」を学生向けにやってるんですが、定期的に大人にも開催しています。
さとのば大学のラーニングジャーニー
ラーニングジャーニーのツアー参加者は、さとのば大学のスポンサーです。スポンサーを「共創オーナーズ」と呼ぶんですが、共創オーナーズの知り合い、今後支援を検討している方も参加できます。
教育に興味ある人たちが一緒に旅行するんです。旅行先は、さとのばの14の連携地域。学校を訪れて、地域の現状や学生さんたちの様子を見に行くツアーなんです。
第1回は鹿児島の枕崎、第2回は長野です。1回目の枕崎ツアーが刺激的で、2回目の長野も参加することにしました。興味がなかった長野に興味を持ついいキッカケになりました。
共創オーナーズミライタビ in 長野
善光寺門前町のいまを見つめる 長野の文化と編集と出会う > 今回の旅は、長野県長野市。長野県北部に位置し、人口は約36万人と県内最大級の都市であり、県庁所在地でもあります。自然も都市も、仕事も暮らしも、学びも遊びも、伝統もトレンドも。いろいろな要素が混ざり合っている長野市というまち。さとのば大学長野地域事務局は、長野市中心街の中でも、善光寺を中心とした門前町の徒歩圏内を中心に、文化と編集の視点で、生活者の声からもう少し大きな動きまで、ゆっくりじっくり耳を傾けていきます。
【日時】5月31日ー6月1日(土日) 現地集合/現地解散
旅で知ったコミュニティ運営の難しさ
1泊2日の大人の社会見学で感じたことをメモしておきます。
- 「土」と「風」という考え。住み着いた人が「土」、移動してくる人が「風」。この交わりとバランスが大事。僕は風ですね。
- 見張ると見守るの境界の難しさ
- 繋がりとしがらみの境界の難しさ
- be肩書とdo肩書の違い
- 拡張家族という考え方
- 産業移住より教育移住のほうが移住定着率が高い
長野メモ
- 人口36万人
- 東京から新幹線で90分
- 1998年の長野オリンピックのために都市開発、1997年に長野駅に新幹線が来るようになって、善光寺への道路も整備した。
- 長野駅から善光寺までがコンパクトな街
- 大学キャンパスの動線が善光寺への参道とクロスしている
- 長野県知事の評判がすごくいい
- 長野市長はオリンピア、荻原健司さん
- 理事長、知事、学生が一緒に飲める
- みんなが県の歌を歌える(らしい)。
- チェーン店が続かない。マックが潰れた
- クリエイティブのクオリティが高い
- 地図が多い。息を吐くようにマップが増える。マップが作りたくなる街
- 若者と年寄りが仲良しの街
- 車が少ない。時間がゆっくりしている
- 善光寺はオープン、東西南北から入れる。
- 街で中国人を見ない。
- 観光と生活が共存
- 県と市の協力体制があるから事業がやりやすい。
- 全部揃っている。だけど伸び代がある。
- なぜか仕事を奪い合ってない。
- 東京から近いから教育ビジネスがやりやすい
- たい焼きが鮒焼き(ふな焼き)
- 長野の価値観のベースは善光寺?仏教にあるかもしれないという仮説
ラーニングジャーニー後、考えたこと
なんで長野はのんびり時間が流れているように感じるのか?やっぱり東京から近いという立地な気がした。ただ、近いだけだったら熱海とかもっと活気あるはずだから。それだけじゃない。とはいえ、東京で稼いで長野でのんびり暮らしているのだとしたら、東京経済が停滞すると一緒に長野も停滞するかもしれない。あと、性善説な印象を受けたので強烈な悪者がきたら崩壊するかも。やっぱり競争がなくてうまくいってる社会は長い目で不安を感じてしまう。
さとのば大学の学生は毎年拠点を変えて勉強するんですが、成功体験を積むなら長野。失敗体験を得るなら枕崎。そんな印象です。どっちも必要!
さとのば大学の共創オーナーズラーニングジャーニーは面白い。コミュニティをロジカルに考えているのでロジック好きな僕には面白い。参加者はいろいろ。自分の子供をさとのばに入れる親や、価値ある教育を応援したい大人たちです。濃度が濃い旅ができるのでオススメです。興味ある方は公式サイトを覗いてもらおうと思ったら、どうやらラーニングジャーニーの情報は一般公開してないようです…。













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