フィリピンに滞在中に、映画『俺は、君のためにこそ死ににいく』の話になった。知らない映画だった。2007年公開で、石原慎太郎が脚本・製作総指揮を務めた特攻隊の話。Amazonプライムで7月いっぱいまで配信されていたので、帰国後、慌てて見た。
知覧特攻隊と鳥濱トメ目線で伝える戦争
原作小説があるわけではなく、知覧の「特攻の母」と呼ばれた鳥濱トメや、特攻隊員たちの証言、遺書などをもとに、石原慎太郎がオリジナル脚本として描いた作品。
この映画は、食堂で特攻隊員たちを見送り続けた鳥濱トメの視点で描かれている。彼女は、これから散っていく隊員たちにとって母親のような存在。その食堂を中心に、特攻隊員たちの人間模様や、石原慎太郎自身の歴史観・戦争観が表現されている。
映画の舞台は鹿児島県の知覧。知覧茶で有名だけど、特攻隊でも有名な場所。名前は知っていたけど、詳しいことは知らなかった。以前、鹿児島の枕崎に行ったとき、知覧にも行きたかったけど、交通の便が悪くて断念したのが悔やまれる。
キャストは豪華でびっくりした。第一特攻隊の関行男さんを的場浩司が演じ、特攻隊員役として窪塚洋介、筒井道隆などが出演していた。向井理もセリフがない特攻員役で出演しているようですが、見つけられなかった。
最初に特攻した関行男さんは、フィリピンのクラーク基地から出撃した。クラークの跡地や博物館にも行ったことがあるので、そのときのことを思い出した。
特攻隊に朝鮮人がいて、一緒に戦ってくれていたことは知らなかった。実際に、これから突撃する10代の若者が映画のように毅然としていられたのかは分からない。それでも、「靖国で会おう」と言って、日本のために突撃していった若者たちには、本当に感謝しかない。
靖国神社の八千代食堂
映画に登場するトメさんの食堂の玉子丼が、現在は靖国神社の八千代食堂で再現されているのは知らなかった。八千代食堂は観光地っぽくてスルーしていた。だけど、今度靖国に行ったら、玉子丼を食べてみる。知覧特攻平和会館にも、いつか行ってみたい。
石原慎太郎(公開当時、16代東京都知事)が製作総指揮・脚本を手がけ、主要キャストに岸惠子や窪塚洋介等を起用し、役所広司の息子・橋本一郎のデビュー作ともなった。
https://ja.wikipedia.org/wiki/俺は、君のためにこそ死ににいく
20年前は、東京都知事がこんな映画を公開できたんですね。20年間で随分変わりました。





















