困窮邦人、そんな言葉があるんですね。海外でホームレスになる日本人が増えている。困窮生活を送る日本人男性、その数は何百人。それが困窮邦人。
特にフィリピンに多いそうだ。
日本に居場所を作れなかった日本人の話です。日本を捨てたのか?捨てられたのか?
本人に問題があるのか?それとも、日本に問題があるのか?その疑問からスタートした水谷 竹秀さんの取材レポートです。
僕自身は、アジアはほとんどの国に行ったことあるし、海外経験は豊富なほう。 2012年以降、毎年半年ぐらいフィリピンにいる。だから、ある程度フィリピンのことは知っている。実際、この本に出てくるような男性にも会ったこともある。フィリピンに関わったことがある人なら日常的な話だ。
困窮邦人は他人事?
フィリピンでトラブルの話を聞いてもいままでは他人事だった。しかし、こうして1つの本にまとめられて、困窮邦人のバックグラウンドを知ると、他人事ではない気がしてくる。そして、困窮邦人が増えているという現実は無視できない大きな社会問題だと感じた。
日本はどんどん貧しくなっている。悲しいけど現実です。フィリピンに関わる前には読んで欲しい本の1つです。
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