サンクチュアリ -聖域-

サンクチュアリで悪役を演じた岩元駿介（馬狩役）がブレイキングダウン9に出てたんです。それでこの映画を知ったんですが、大相撲を題材としたオリジナルWebドラマです。

借金で崩壊している家庭で育った主人公（小瀬清）が、横綱になったら金持ちになれると知って横綱を目指す話です。相撲界のイジメとか、黒い部分も描かれています。前半はちょっとダレるけど、後半に持ち替えしました。結果的に見てよかった。そこそこ面白いです。海外向けに作られていると思うけど、「忍びの家」ほどではない。

小瀬清を演じるのは一ノ瀬 ワタル（いちのせ ワタル）、元プロ格闘家で１年間肉体改造や相撲の稽古を行ったそうです。悪役女王といい、Netflixは役作りに時間をかけてますよね。

で、この主人公がどうしようもない。納得しないことには従わない。練習しないし、ルールも守らない。勝ったら飛び跳ねて喜ぶし、シコを踏む理由がわからないからやらない。先輩にいじめられたらやり返す。そんな彼が大敗北をキッカケに心を入れ替えて真面目に取り組みだして、強くなっていく定番のストーリーです。

日本文化である相撲の独特な世界、根性論が残る古いしきたり、非合理的なルール。だけど、それを守る老害がいるから、文化も残る。文化を守るには老害は必要悪なのかもしれない。そんなことを思いつつ、日本文化なのに相撲をあまり知らない自分にも気づいた。東京に来て相撲を１回見に行っただけ。

相撲漫画「うっちゃれ五所瓦」を読み返すところからはじめようと思います。