会社にお金が残らない本当の理由という本を読んだ。まあまあ面白かった。
93.7%の会社は10年以内に潰れる。って表紙に書いてる。そんなもんかもしれん。会社って簡単に作れるから、昔みたいに起業は大きなことではなくなっている。資本金1000万もいらんし、軽い気持ちで始める人がいるんだから、やめる時もあっさりやめちゃったりするんだろう。
労働機会が減って失業率が上がったから、国が会社を作りやすくして起業を煽ったけど、そういった対策の悪い部分。でも、小規模でもビジネスできる状況に世の中が変わってきてるのだから仕方ない。
物事にはいつでもよいことと悪いことがある。グローバル化によって、日本に生まれたという既得権は役に立たなくなってきてる。いや、逆にハンデになるかも。
継続は力なり、と言うけれどやっぱり継続することは難しい。会社もしかり。会社の平均存続期間はどんどん短くなってきてて、今では10年と言われているらしい。会社の平均寿命が仮に10年だとして、僕たちは普通に働くと40年は働く必要がある。そんな中では、働く側も企業にずっと勤めるという気持ちがなくなってくる。自然なこと。
でも、終身雇用という日本らしい制度が崩壊していくのは悲しいこと。この本は中小企業経営者に向けて書かれている。
僕は副業で収支を意識することはあっても経営者ではない。なので、数字についてはサラッと流したところもあるが、シンプルで分かりやすい本で参考になると思う。収入相応の生活をして、節約しろ。って感じの本でした。
この作者もオリジナルを説いているので、この人の考え方に同意する必要はない。と思う。
コメントを残す