持続する「やる気」をいかに引き出すか。最近、「やる気」というキーワードがやたらと目に付く。
「モチベーション3.0」という本は、モチベーション管理する人は読んだほうがいい。面白かった。
「クリエイティブワーク」と「ルーチンワーク」ではモチベーションのベースが違う。
感覚的には知ってるが、ロジカルに考えことはなかった。この本では、外的動機付けである「アメとムチ」による人の動かし方が機能しなくなってきていると警告して、これをモチベーション2.0と呼んでいる。(ちなみに、モチベーション1.0は、生存のための動機付けとしている。)
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仕事のモチベーションの変化
グローバル化して、先進国からルーチンワークが減ってきた。今までの「アメとムチ」はルーチンワークには機能するが、自ら判断して動いたり、想像力を働かせるような仕事の場合は機能しにくい。
興味深いのは、「アメとムチ」のような外的動機付けをすると、人は内発的動機付けを失っていくいうこと。
特に、報酬を与えて人を働かせると、報酬がなくなれば、人は働く意欲を失うことを実験で証明している。また、クリエイティブワークにインセンティブをつけると、インセンティブがないときと比べるとクオリティが落ちたことも証明している。
モチベーション3.0とは?
モチベーション2.0までが外的動機付けだったのと異なり、内なる動機から生まれるものをモチベーション3.0と定義されている。もともと人は「内なる動機」を持っているのだが、組織で働くことでその内なる動機が薄れる傾向がある。特に日本はそうなのかも。
しかし、これからはこのモチベーション3.0が重要で、その構成要素は3つ。
「自律性」「マスタリー(熟達)」「目的」
目的を明確にして、自主的に取り組み、苦労して熟達する「モチベーション3.0」にバージョンアップすることが必須になってきてる。
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