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映画『るろうに剣心』で幕末から明治を学ぶ!歴史もアクションも面白い

映画『るろうに剣心』で幕末から明治を学ぶ

いまさら『るろうに剣心』の実写映画を観た。思った以上に歴史の要素がしっかり入ってて、勉強になった。

幕末の戊辰戦争から明治時代の物語

幕末に「人斬り抜刀斎」として恐れられた剣士・緋村剣心が主人公。剣心は新政府軍(薩摩・長州連合)の一員として、幕府打倒を目指して戦う。相手には新撰組がいて、最初のシーンは鳥羽伏見の戦い。戊辰戦争のはじまり。

そこで、新政府軍は「錦の御旗(天皇の旗)」を掲げる。どちらも自分たちが正義と思って戦っていたけど、「官軍=朝廷側」「旧幕府軍=朝敵」になる瞬間。

新政府軍が勝ち、明治時代に入ってだいぶ経ったころ、剣心は「もう二度と人を斬らない」「不殺」(ころさず)と誓い、流浪の身として生きているところから物語は始まる。

明治時代の話なので、廃刀令で一般人は刀を持てなかった。剣心は刃が逆になった逆刃刀を使い、人を斬らずに戦う。敵を倒しても命は奪わない、その選択が剣心自身を縛るんだけどなんとか貫こうとする物語

映画『るろうに剣心』は全部で5つ

  1. るろうに剣心(2012年)
  2. るろうに剣心 京都大火編(2014年)
  3. るろうに剣心 伝説の最期編(2014年)
  4. るろうに剣心 最終章 The Final(2021年)
  5. るろうに剣心 最終章 The Beginning(2021年)

元・新撰組の斎藤一が明治政府で警察官として働いていて、調べてみたら事実でした。明治政府は少しネガティブに描かれていて、幕末や明治時代の侍の雰囲気が感じられる。やはり日本らしさは江戸時代にある気がした。

るろうに剣心は漫画→アニメ→映画

最初は漫画。1994年に週刊少年ジャンプで漫画が連載開始。連載中の1996年から1998年にかけてアニメ化されて人気が広がって、2012年から映画です。2014年ごろよくフィリピンに行ってたんですが、当時マニラでも盛り上がってました。

漫画→アニメ→映画と拡大。映画の興行収入は最大52億円。鬼滅の刃ほどじゃないけど、成功事例の1つ。戦国、江戸、明治の歴史が面白い。海外での英語タイトルはSamurai X。漫画も面白いらしい。

『鬼滅の刃』無限城編 第一章 猗窩座再来

アクション監督・谷垣健治によるリアルな殺陣シーン

『るろうに剣心』の見どころは、なんといってもスピード感ある殺陣。アクション監督・谷垣健治氏によって緻密に計算し尽くされています。単なる振付の域を超えて、カメラの距離や角度、武器の選定、音響や編集までをひとつの「戦いの空間」として設計しているのが大きな特徴です。

そのルーツには、谷垣氏が長年現場を共にしてきたドニー・イェンの影響が色濃く反映されています。ドニーは『イップ・マン』シリーズで詠春拳を世界に広め、『SPL/狼よ静かに死ね』などで「至近距離での超高速アクション」という独自のスタイルを確立した人物です。アジアの武術を世界基準へと押し上げたドニーの「近さ、速さ、本物感」という哲学が、本作の土台になっています。

特に面白いのがカメラアングルへのこだわりです。安全な真横から撮るのではなく、あえて斬られる側の正面や肩越しにカメラを配置します。その視点を基準に、刃が顔の数センチ横をかすめるような動線を逆算し、役者が全力で踏み込んでも事故にならないギリギリの距離を割り出しているそうです。

ラバー刀で可能になった安全でリアルな殺陣

この設計を支えているのが、ラバー刀をはじめとする小道具の進化です。もちろん安全な小道具自体は昔から存在しますが、本作の革新的な点は「ラバー刀であることを前提に、至近距離での全力スピードを追求した」ことにあります。これによって、刃が当たる寸前までスピードを落とさずに振り抜くという、これまでの時代劇にはなかった圧倒的なリアリティが生まれました。この成功を受けて、その後の映画界でもラバー刀の活用がぐっと増えたといいます。