NPO法人earth treeというボランティア団体があります。カンボジアで、就労支援・職業訓練・子どもたちへの教育などを行っている団体です。
映画『つながりミライ』
2023年、earth treeはearth treeビレッジという施設をオープン。これは「職場」×「学校」×「暮らし」が一体になった複合施設で、現在はフリースクールとレストランが稼働してるそうです。竹で作られた施設は環境にやさしく、人にもやさしく、そしておしゃれ。エコビレッジっぽい。
そんな団体が、自主制作映画『つながりミライ』を作って、日本を横断しながら上映会を開催していたので見に行ってきた。
カンボジアのボランティア
僕が初めてカンボジアに行ったのは2009年。1日だけのボランティア体験だったけど、強烈なカルチャーショックを受けた。その後、数年にわたってボランティアやプロボノに本気で関わり、ボランティアは卒業した。
当時、「カンボジアに学校を作る」という活動が流行していた。きっかけは、葉田甲太さんのノンフィクション『僕たちは世界を変えることができない』。彼は、カンボジアで学校を建てるために150万円を集めて、世界銀行から同額の補助金を得てカンボジアに学校を作った。そのストーリーを綴った本は2008年に自費出版され、その後、映画化された。そして学校を作るのが流行った。
NPO法人earth tree
『つながりミライ』という映画はNPO団体earth treeが自主制作した。代表の加藤大地(かじ)さんがカンボジアに行ったのは2009年。彼はカンボジアに学校を作って、今も活動を続けている。作るより継続する方が大変だから継続してる人って、本当にすごい。
必要なのは勇気ではなく覚悟
カンボジアに行くきっかけは、高橋歩さんの本に出てくる「必要なのは“勇気”ではなく“覚悟”だ」という言葉だったそうです。海外で旅人系の人と会うと、高橋歩さんの名前を本当によく聞く。影響力がハンパない。
必要なのは“勇気”ではなく“覚悟”だ
高橋歩
高橋歩
20年ぐらい前、僕も本を読みました。最初に読んだのは『毎日が冒険』。本を出したいから出版社を作ったり、バーを作ったりする高橋歩さんの自伝。面白かった。
兵庫県西宮市長だった今村岳司さんが高橋歩さんとトークショーをやるので見に行きました。西宮アルカイックホールです。面白かったけど、集まっている人が熱狂的すぎて怖かった。
新宿の旅行代理店にふらっと行ったら「地球探検隊」中村隊長が出てきて、高橋歩さんの話をはじめたり、フィリピン留学で出会った旅人家族が高橋歩さんの知り合いだったり。とにかく、よく名前を聞く。だから、彼の本がキッカケでかじさんが海外に出たと聞いてびっくりした。本の力ってすごい。
言葉の力と笑顔の力
そんなわけで、言葉の力をあらためて感じた。
あと、笑顔の力。楽しんでいる人には人が集まる。映画の中でも「幸せとはなにか?」という問いが随所にあったけど、このコミュニティにいる人たちは幸せそう。
海外でも日本でも、いろんなボランティア団体を見てきた。正直ボランティア団体はピンキリ。NPO法人earth treeはいい団体だと思うので、海外支援に興味ある方はチェックしてみてください。
僕はボランティアはやりきったのでもうやらないけど、昔にカンボジアで感じたのが笑顔の力だったので色々思い出しました。子供も笑顔ってすごいパワーがある。






















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