南アフリカW杯が問題なくできるのか!というのは誰もが心配していること。中でも治安の面は深刻です。
「敗因と」を共著したサッカーライター木崎伸也さんがアフリカに行って、見て感じたものが書かれています。
ちょうど1年ぐらい前、ランドを保有してる友人から南アフリカのことを聞いたときはビックリした。レイプ率が高いから、法律でレイプをOKにしようという法案が国会に提出された、とか。聞いただけなので本当は多少違うかもしれません。結局流れたと思いますが発想がヤバイ。ランドを所有してる彼は頭をかかえていました。
(ちなみにこの友人はとてもスマートだと思う。見習うところ多し。)
ええと、話が脱線しました。
僕の結論は(著者も同じようなことを書いていますが。)
アフリカでの開催はかなり危険!だが、よほどのことがない限り実行される。もし、何かあれば最悪のW杯として残るだろう。もし何もなければ、最高のW杯として残るだろう。みなさんはどう思いますか?
国民は完全にはコントロールできません。
この本を読んでアパルトヘイトについて考えさせられました。アパルトヘイトは南アフリカで実施されていた人種差別政策。アフリカーンス語で分離を意味し、支配する少数の白人と支配される多数の非白人との厳格な人種的区別をいう。法律で人種差別されているのです。1991年になくなりましたが、それ以後のほうが治安は悪くなっているようです。それは、居住制限が撤廃されたからです。複雑です。
外務省、南アフリカ共和国の治安情報を見てください。
イヤになります。白人と黒人の生活の差は歴然です。その部分にも実は誤解があると本書では書かれていますが、やはり貧しい環境で育った人達が何をするか分からないというのはあります。南アフリカでは、銃の所有率も高く、何かあったときにパニックになることもあって、
被害=死
になる可能性が高いようです。この国で何も問題がなければ、すごいこと。そうするためにまさに関係者は全力を尽くしている。
そうなれば、アフリカはその後発展を遂げるだろうし、かつてないドラマチックなワールドカップになるだろう。アフリカらしいスタジアムも建設中のようだ。しかし、仮に今、犯罪が3ヶ月で3000人(適当な数字)だったのが、ワールドカップ中に1人に減っても失敗となるだろう。とても厳しい現実。
2010年まだあと2年。
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