高校野球部マネージャーの女の子が、ドラッガーのマネジメント本を片手に、野球部を立て直し、甲子園を目指す話。すでにマネジメントやってる人には必要ない本かな、と思いました。
この本を読んで気付いたけど、クラブ活動のマネージャーって地位と名前が一致してなかったですね。これってなんでなんでしょう?とても不思議です。実態は、マネージャーじゃなくて、アシスタントっぽいですよね。
1か所響いた箇所は、ドラッガーの本を引用している部分なので、この本ではないのですが、
あらゆる組織が、事なかれ主義の誘惑にさらされる。だが組織の健全さとは、高度の基準の要求である。自己目標管理が必要とされるのも、高度の基準が必要だからである。
成果とは何かを理解しなければならない。成果とは百発百中のことではない。百発百中は曲芸である。成果とは長期のものである。すなわち、まちがいや失敗をしない者を信用してはならないということである。それは、見せかけか、無難なこと、下らないことにしか手を付けない者である。成果とは打率である。弱みがないことを評価してはならない。そのようなことでは、意欲を失わせ、士気を損なう。人は、優れているほど多くの間違いをおかす。優れているほど新しいことを試みる。
P175
ミスをしないのを良いとするか?チャレンジを良いとするか?
この本はマネジメントの本なので、
- 組織をどう変えるか?
- どうやって高いモチベーションの集団をつくるか?
- 組織の弱みをどうやって強みに変えるか?
普段からそういうことを考えている人には物足りない本かもしれないけど、これからそういうポジションをやっていく人には参考になるかも。ストーリーが熱血系なので、要所要所で泣きました。
分かっていても感動に弱いのです。
組織が1つになったときの一体感って、やっぱいい。そして、僕のモチベーションってやっぱ感動です。
お金や地位があっても、感動ないとつまらん。野球部では、組織のゴールを「ステークホルダーの感動」と位置付けてました。
これ、僕の価値観とほぼ一緒。
感動しながら生きて行きたいのさー。勇気をもって
by ゆず
あなたのゴールはなんでしょう?
コメントを残す