ブログで情報発信しているといろんな反応があって面白い。前の会社の仲間がNPO支援をしていた。彼は、DV被害者を支援するNPO団体のサポートを行っていたので、女性問題やNPO団体について詳しい。これから僕が行うプロボノ活動と類似点がありそうだと思った。
だから、彼の体験談を聞くために時間を取ってもらった。NPO支援の実態を聞くために、待ち合わせ場所の渋谷に向かった。
会ってから知ったのだが、彼は、DVシェルターの団体のサポートだけでなく、IT知識を生かして他の支援もしていた。大薮順子さんのウェブサイト構築や運用、それから、レイプ被害者のTシャツプロジェクトのサイト構築だ。構築メンバーを聞くと知った名前が出てきて、世間に狭さに驚いた。
おもしろい。
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レイプ問題に取り組む大薮順子
彼が運用しているサイトは大薮順子という方のサイトだった
大薮順子さんはフォトグラファーで、アメリカでレイプ被害にあったことを公にして、レイプ被害者の写真を撮って啓蒙活動を行っている。
写真が好きな友達は大薮順子さんの写真展で、彼女の写真に感動して、ウェブサイトのお手伝いをするようになったそうだ。一緒に働いていたときは、ぜんぜん知らなかった。
彼の活動は、僕がこれから取り組むことと共通点があるので、僕の疑問をそのままぶつけた。
有意義な時間はアッという間に過ぎ、団体の「共通点」と「違う部分」が明確になった。
DV被害者とセクハラ被害者の違い
女性問題という意味では同じなのだが、「セクハラ」と「レイプ」では緊急度が全然違う。
レイプやDVは死の危険がある。だから、シェルターというのは、本当に守るために隔離するのだが、じょむのサービスのデイケアは日中だけだ。夜は家に帰る。
シェルターとデイケアの違いが分かってなかった。
情報発信に対するスタンスの違い
もう1つ違うのは、情報発信のスタンスだ。
大薮順子さんは、レイプ被害者であるが、それは公にして情報発信している。しかし、じょむでは被害者目線の情報発信は難しそう。ウェブで情報発信する際に、スタンスの違いは大きい。
情報発信の話をするときに、ネガティブな話ばかり出てくると、ウェブサイトはいらないと思ってしまう。情報発信にいは、ポジティブな要因とネガティブな要因がある。じょむでどこまで情報発信できるかは1つの挑戦になる。でも、被害者のリアルな情報を出すのは難しいだろうな。
それにしても、会社を辞めても、こうしたカタチで人と繋がれるのはとても楽しい。お店を出るときに、彼から借りていた大薮順子さんのSTANDという本を返した。
すぐに読み終わった。大薮順子さんの実話だ。面白いというと失礼だが、興味深い内容だった。