サイトのコンテンツを移行中

【岐阜】関春日神社|刀匠の守護神

関春日神社

関市の春日神社に行きました。小さい神社だけど、他の春日神社とはちょっと違う!ここは、刀鍛冶や刃物職人さんが刀を奉納して、「もっと技術が上がりますように」「安全に仕事ができますように」とお祈りしたのが始まりなんです。だから、関の刀文化とは切っても切れない関係。

金幣社。関鍛冶の守護神。例祭は関まつりと呼ばれ、古典芸能「童子夜行(どうじやこう)」が能舞台で奉納される。また、この例祭に使用される能装束類(63点)は昭和31年(1956年)に重要文化財に指定されており、毎年10月第2日曜日の刃物まつりなどで特別公開されている。

https://ja.wikipedia.org/wiki/春日神社_(関市)

関春日神社の後祭神

鎌倉時代に奈良県から何人もの鍛冶刀工が関に移り住んで、そのときに大和鍛冶の出身者である金重と兼永が、自分の故郷の奈良にある春日大社の神様を、この関の町に連れてきてお祀りしたんです。

関春日神社の御祭神

その後、孫六兼元(まごろくかねもと)というすごい刀鍛冶が登場して、関の刀が日本中に知られるようになると、この春日神社は関の刀鍛冶の「みんなの守り神」として、ますます大切にされるようになりました。

御祭神は春日大社が祀る四柱の神々。武甕槌命(タケミカヅチ)、経津主命(フツヌシ)、天児屋根命、比売神。武甕槌は雷の神、経津主は剣の神と呼ばれていて、国譲りのときのツートップ。めちゃくちゃ強くて出雲の大国主は国を譲るんです。

春日神社の能舞台

昔は大きな杉の木がたくさんあって、静かで立派な神社だったそうですが、台風や町づくりで姿が変わってしまったそうです。境内は小さいです。だれど、能舞台があります。昔はお祭りの時に、みんなで能を楽しんでいたそうです。今でも年に一度の刃物祭りでは、能面や能装束が公開されています。関の町と刀作りの歴史をずっと見守り続けている、貴重な古い神社です。刀匠の守護神とも言えますね。

鎌倉時代に大和の国(現在の奈良県)から何人もの鍛冶刀工が関に移り住んだ。正応元年(1288年)その大和鍛冶の出身者である金重と兼永は関鍛冶を総代して奈良の春日大明神を勧請して関鍛冶の守護神とし創建したと云われている。創建時に神宮寺として真言宗新長谷寺の末寺、勇猛山大雄寺を設けた。その後、刀工孫六兼元等の登場により関の刀鍛冶が日本全国に知られることとなり、例祭が盛んになる。

https://www.city.seki.lg.jp/kanko/0000001507.html