阿波踊りパフォーマンス集団・寳船(たからぶね)の記念すべき30周年記念イベントに行ってきました。阿波踊りの本場・徳島県出身の米澤曜さんが1995年に結成した阿波踊り集団。30周年ってすごい!
阿波踊りじゃないと言われる寳船
海外で活躍するパフォーマーと話すと、寳船の話は絶対でてくる。だから、映像では何度も見たことがあるし、書籍が出た時もすぐ読みました。
だけど、実際にステージで見るのは初めて。
いやー、もう最高でした。寳船の阿波踊りはクリエイティブ。型破りな阿波踊りと言われるのも納得。阿波踊りじゃないと言われるのも納得。90分の公演があっという間。元気もらえました!招待枠で行かせてもらったんですが、何人か知り合いもいて、こんなところで繋がるのかと驚きました。世間は狭い。
イベントでは観客も一緒に踊るので、はじめて阿波踊りを踊ったけど、結構疲れる。米澤曜さんが寳船を立ち上げたのは40歳のとき。つまり、現役70歳でしょ。最後に親子で踊っていたけど、エネルギーがすごい!

寳船のコアメンバー
寳船のコアメンバーは家族。米澤ファミリーです。米澤曜(あきら)さん、長女の萌(めぐみ)さん、長男の渉(わたる)さん、次男で白い顔の陸(かたし)さん。さらに、渉さんの長男 伊織(いろり)くんもメンバーです。
連長(チームリーダー)の座は息子の米澤渉さんに譲って、伊織くんも大きくなってソロで踊って、3世代が同じ舞台に立ってました。バトンが渡ってる感じでグッときました。
何かを続けることは難しいし、家族で何かを続けるのって、もっと難しい。ましてや伝統文化となると、ビジネス的な難しさも加わって、想像を絶する大変さだと思います。僕なんか、親父となにかをするなんて絶対無理。それを一緒にやっているんだから、本当にすごいとしか言えません。
伝統と革新
たしか、寳船の書籍にも「伝統とは『守ること』と『革新』のせめぎ合いだ」というようなことが書かれていたと思います(たぶん)。寳船の戦略は、既存の枠から飛び出すことだから、伝統を守ろうとする人たちとの間で摩擦が生まれることもあるでしょう。でも、僕は彼らのそういった挑戦的なスタイルがとても好きです。
家族が一緒に踊り、舞台に立ち続けること自体が、伝統を未来につなぐことなのかもしれない。連長の米澤渉さんもステージで、そんな思いを語っていて、胸が熱くなりました。
伝統を守りながらも自由に表現する阿波踊り。そして、家族で時間を紡いでいくことの尊さ。そんなことを感じた素晴らしい舞台でした。エンタメって、やっぱり最高!
楽しさ、笑顔は伝播する。
寳船の今後の活躍も応援しています!
踊る阿呆に見る阿呆 同じ阿呆なら踊らにゃ損損
阿波踊りの動きの説明のとき、ナンバがでてきたんです。それが個人的にツボだった。



















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