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麻布台ヒルズに行ってみた

麻布台ヒルズのインフォメーション

Googleローカルガイドの東京イベントに行ってちょっとした繋がりができて、また集まることになりました。

GoogleローカルガイドはGoogle Mapsにボランティアでクチコミを書いている人たちです。

Googleローカルガイドの東京イベント

ご飯でも行くのかなと思ったら、集まるときもちょっと特殊です。「麻布台ヒルズのアクセシビリティを調査しにいこう!」っていうわけです。

麻布台ヒルズ?

アクセシビリティの調査?

よくわからないまま行ってみた。

麻布台ヒルズとは?

そもそも麻布台ヒルズをぜんぜん知らなかったけど、東京都港区にできた新しい複合施設です。敷地は約8.1ヘクタール、オフィス、住宅、商業施設、文化施設、教育機関や医療機関が集まっている1つの街。開業したのは2023年11月24日。つい最近

麻布台ヒルズマップ

そんなできたてのホヤホヤの麻布台ヒルズに年末に行ってきました。まだオープンしてない店舗が多くて全体的に工事中。でも、お昼の飲食店フロアは混雑していました。一緒に行った人たちの話を聞いていると、今まで意識してなかった看板も視界が入ってきて面白かった。

33階にある展望台は一般客でも無料で入れるけど、この日はイベントのため入場できず…。残念。330メートルの超高層ビルからは東京タワーが見下ろせるそうです。日本一高いビルだけど、よくイベントをやっていて入れないみたいです。無料開放するよりイベントしたほうが儲かるから仕方ないですね。展望台に行きたい場合は事前にチェックしたほうがいいです。

麻布台ヒルズを手掛けている森ビルは緑豊かな街を作るのが得意だそうです。街の中央には人々の交流や憩いの場として「中央広場」がある。いろんな施設を連携させて、豊かな空間を作り出そうとしています。六本木ヒルズ、虎ノ門ヒルズ、表参道ヒルズと次々とヒルズを作ってブランド価値を高めようとしているんですね。

そんなわけで、麻布台ヒルズをブラブラした。

麻布台ヒルズのインフォメーション

インフォメーションがあって、麻布台ヒルズのマップを無料で配布していました。日本語、英語版があって、テーマパークみたい。

麻布台ヒルズのサービス

エリアマップの「サービス案内」から多様性を意識しているのを感じました。バリアフリーはもちろんのこと子供連れやペット連れに配慮したサービスがあったし、祈祷室もありました。ムスリムの方が祈る場所だと思うけど、イスラム教の礼拝堂(モスク)と名言しないのがマナーなんですかね。

車椅子の標識が多いんです。六本木は坂が多いから、車椅子の人は移動できない。というか、日本は坂が多いんですよね。だから、地下道路を平坦にしてバリアフリーにして地下鉄と繋げてるんです。当たり前のことなんでしょうけど、意識したことなかったです。

あと、最近は街にゴミ箱がないけど麻布台ヒルズにはゴミ箱が多かった。ゴミ箱を設置すると定期的に回収しないとゴミ箱が溢れるから余計汚くなる。ゴミ箱を設置するということは、施設が定期的に回収する、つまり、そこに予算をかけているわけで。そうすることで、街をきれいな状態にして街の価値をあげようとしているんでしょうね。

麻布台ヒルズのガーデンプラザBのトイレ

トイレも多かった。授乳室(赤ちゃん用トイレ)、オストメイトトイレ(ガンなどで人工肛門になっているような方々向けトイレ)も多い。新しい街を作るとき、いろんな人が生活できるように配慮しているんですね。

東京タワーのすぐ近くです。

都市開発って面白いですね。不動産屋は土地を買って、建物を建てて販売するだけだけど、デベロッパーは広い土地を買って、その土地全体の価値をあげるために、いろんな施設を建てる。建築基準法で敷地に対して建てられる建物の高さは決まるけど、ある条件を満たすと、ボーナスとしてビルを高くすることができるそうです。

街に有益な施設を建てたり、緑化することで、高いビルを建てる条件を満たすそうです。素人なので間違っていたらすいません。

ランドマークとなる高いビルって、そういう背景のもとにできているのを知りました。都市計画ってパズルみたい。

麻布台ヒルズマーケット

麻布台ヒルズマーケットもチームラボも2024年オープン予定です。ブランドショップはだいたいあるし、必要なものは揃っている。店舗がオープンしてレジデンスに人が住みだしたら1つの街になることが期待されているエリアです。ちなみに「麻布台ヒルズレジデンス」は最高価格200億円らしいです。そんな高級エリアです。

文化的街並みとモダンな街並みの融合

デザインを担当したのはトーマス・ヘザーウィック。上海万博のイギリス館やロンドンバスで有名なんですが、麻布台ヒルズのデザインがいいのかは、素人の僕にはよくわからない。

麻布台ヒルズのゲート

散々絶賛した麻布台ヒルズですが、個人的には、こういう造られた都市は興味がない…。シンガポールみたいな印象。都市としては合理的なのはわかる。だけど、住みたいと思わない。合理的すぎると面白みを感じない。どこでも似た感じになるし、文化的な街並みがなくなるのは悲しい気持ちもある。

僕は文化的なものが好き。古い街並みのほうが居心地いいです。そんなことも再確認しました。日本に来た外国人って、「日本は古い街並みとモダンな街並みが融合していてすごい!」ってよく言いますよね。京都みたいに古い建造物を残して、高いビルを建てないのも大切ですよね。

都市開発して街の価値をあげるのも大切。どっちもあるのが日本の良さ。でも、20年ぐらいかけてこういう空間を作るのは面白い仕事ですね。日本は平坦な場所が少ないから、バリアフリーにするのはお金がかかりそうだし、地震があるから定期的に建物は壊れる。いろんな制約条件の中で建物が建てられていることを感じました。

あと、行ってみてわかったけど、Googleローカルガイドの人たちは、新しい都市ができるとスポットを登録したり、アクセシビリティのチェックをしているんです。アクセシビリティの情報って少ないから求めている人が多いみたいです。

ボランティアですよ。僕は自分の感想をメモがわりにレビューしてるだけなので、ローカルガイドの人のプロ意識にビックリしました。モチベーションは人それぞれだと思いますが、みんなに有益な情報を発信したい!というボランティアスピリッツが強い方が多い印象です。いろんな世界、いろんな人たちがいますね。せっかくなので、Googleローカルコネクトにも書いてみました。

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