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岡田慎一郎先生のナンバ介護講座!キーマンを外すことで組織は強くなるかも!

岡田慎一郎

ナンバという古武術が面白いので、いろんな勉強会に参加しているが、岡田慎一郎先生の勉強会がめちゃ面白かった。間違った解釈がまだあるかもしれない。だけど、岡田慎一郎先生の勉強会で教えてもらった話をまとめてみる。

介護にナンバを応用する岡田慎一郎

古武道のナンバとは、体の効率的な使い方。例えば、腕の力こぶの部分の筋肉は大きい。だから、モノを運ぶときによく使ってる。パワーが出る筋肉を使う。当然のことです。

しかし、あえて強い筋肉が使えないようなポーズでモノを運んでみる。すると、そっちのほうが重いモノを運べたりする。頼りになる筋肉が使えないことで、1箇所の筋肉に頼らず、体全体の筋肉を使うからなんだそうだ。そういう考え方もナンバ!

一番強力なものを使わないと、体全体を使うようになる。すると、結果的に、大きな力になるというのが面白い。

岡田慎一郎先生はこのナンバの考え方を介護に応用している。体が不自由なお年寄りを車椅子に乗せるのは力仕事です。介護現場は肉体労働。でも、ナンバの考え方を介護に応用して効率的に体を使えば、簡単に人を運べるようになる。

岡田慎一郎の介護方法

岡田慎一郎は、既存の介護技術に疑問をもち、趣味の総合格闘技の技術などを独自に工夫・応用していた。 2004年頃、武術研究家の甲野善紀と出会い、彼の研究する武術的な身体操法を介護方法に応用したところ、介護する側の負担にならず、さらに、介護される側も楽であったため大きな感銘を受け、以後師事し介護方法を研究。「古武術介護」を提案する。2006年に発行した『古武術介護入門』以降、多くの著書を発行。全国各地の医療・介護施設や一般の希望者を相手に、講習会活動を続けている。

介護現場でのナンバ実用例

体が不自由なお年寄りをどう効率的に運ぶか?介護の人は知っていると助かりますよね。実際に介護現場での実用例も見せていただいた。小柄な岡田さんでも130kgの人まで持ち上げたことがあるそうだ。YouTubeにも動画が上がっている。

古武術介護の上体起こし

介護の仕事をしている方にはめっちゃ参考になると思う。本もでています。カラダを痛めない古武術介護(岡田慎一郎)

ナンバの考え方を組織論に置き換える

ナンバの考え方は組織作りにもいかせるかもしれない。個人に依存する組織は、キーマンを外したら、結果的に強い組織になるかもしれない。

働きアリの法則を思い出した。パレートの法則(8:2の法則)から派生した「働きアリの法則」です。

  • 働き蟻のうち、よく働く2割のアリが8割の食料を集めてくる。
  • よく働いているアリと、普通に働いている(時々サボっている)アリと、ずっとサボっているアリの割合は、2:6:2になる。
  • よく働いているアリ2割を間引くと、残りの8割の中の2割がよく働く蟻になり、全体としてはまた2:6:2の分担になる。
  • よく働いているアリだけを集めても、一部がサボり始め、やはり2:6:2に分かれる。
  • サボっているアリだけを集めると、一部が働きだし、やはり2:6:2に分かれる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/働きアリの法則

ちょっと関係ないか…。でも、筋肉にしても、組織にしても、なにか1つに依存している場合、その1つを思い切って外してみるのは面白いかもしれない。

ただし、組織の場合は、みんなにモチベーションがあることが前提。キーマンが抜けても、他の人ががんばろうと思えるなら組織は力を発揮できる(たぶん)。

僕の組織論では、モチベーションが一番大事。モチベーションがなければ何も始まらない。

ナンバが面白いので、いろんな講座を受けています。個性的な方が多いです。

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