「はたらくこと」って、どういうことなのか。 いろんな人の 「大切にしてきたもの」を考えることで、見えてくるのではないだろうか。 そんな切り口で、編まれていった本です。
「あなたは、何を大切にしてきましたか?」
この質問にあなたなら何と答えますか?
「はたらく」とは何なのか?が永遠のテーマの僕にピッタリの本のタイトル。ほぼ日刊イトイ新聞の糸井重里さんがいろんな人に働き方のスタンスをインタビューする。
これは、まさに僕がやりたいことそのもの。
インタビューされた人は、
- 糸井重里さん
- しりあがり寿さん
- 板尾創路さん
- ピエール瀧さん
- 天久聖一さん
- 浜野謙太さん
- 矢沢永吉さん
- みうらじゅんさん
など。
一般的なサラリーマンのインタービューはあまりないので、参考にならないと言えばならない。ふーん。という感じの内容だったんだけど、その中で、矢沢永吉さんのインタビューが面白かった。すごい真面目な人なんですね。
矢沢永吉さんのインタビューが面白い
矢沢永吉さんはネットが始まったとき、これからはダウンロードできないものを生みださないといけないと強く思い、ライブに打ち込んだらしい。ネットが始まりだしたとき、若い世代はこのインフラの可能性に興奮して、どっぷり漬かっていった。年配の人はこの流れに適応できず、抵抗していた。
そんな時に、ダウンロードできないものを作ろう!と思ったのはすごい!ダウンロード可能なものを作って、世界中に対して配信するビジネスと、ダウンロード不可能な領域を確保するビジネスは全く違う。僕らITの人間は、職業柄ダウンロード可能な領域のビジネスになってしまう。
たまに僕はダウンロード不可能な領域でビジネスしている人と羨ましく思ったりする。たとえば、整体師とか。グローバル化の影響を受けない仕事だ。
しかしそんなことを考えてもナンセンス。それぞれの働くスタンスは十人十色。正解はない。選択して、そのリスクを自分で負うだけ。10年後を考えてもよく分からないから、なまらないよう筋トレしとこ。
「あなたは、何を大切にしていきますか?」
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