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【青森】弘前城

青森 弘前城の天守閣

青森に行ったとき弘前城に行きました。江戸時代初期に建てられ、現代まで大きな改修や再建なしで残っている天守が12個あって、「現存12天守」と呼ばれるんですが、弘前城は東北地方で唯一の現存天守です。

東北地方で唯一の現存天守

弘前城はテレビ番組「ブラタモリ」で紹介されていて、天守の一部が質素な造りなのは節約のためだと説明されていました。なるほどと思ってました。事前情報はそれぐらい。

日本さくら名所100選の弘前城

日本さくら名所100選

桜の名所としても有名で「日本さくら名所100選」らしいですが、もう5月末で桜も散っていました。ソメイヨシノがキレイで、日本三大夜桜の一つだそうです。

花見のときはめちゃくちゃ混雑するようですが、小雨が降っていて、人は少なかった。だけど、緑がキレイで散歩していて気持ちいい空間でした。

弘前城の天守工事

弘前城本丸石垣修理

いま天守閣を移動して石垣を作り直しています。

弘前城の石垣

石垣が崩れかけてるのが遠目でもわかる。だから、天守閣は少し離れたところにポツンとあります。

弘前城の入場料が無料

天守閣の見学はなぜか無料。毎年5月の最終日曜日は弘前城植物園と弘前城が開放されるようです。たまたま開放日でした。ラッキー!

小さい天守閣

青森 弘前城の天守閣

小さい天守閣。どこが質素なんだろうと思って、グルッと回って見てみたら、2面は破風(はふう)というのがないんですね。

天守閣の裏

破風は、屋根の端にある三角形の壁や装飾部分。これがあるほうが格式があるらしい。もともと天守閣と櫓は似ている。櫓は倉庫で見張り番。弘前城の天守閣は櫓っぽいんですよね。

こっちも破風がない。

弘前城の歴史

弘前城は江戸時代初期の1611年に築城が始まって、1627年ごろにほぼ完成。1627年に落雷で天守閣は焼失して、その後約200年間再建されなかったんです。

弘前城 天守の歴史

1810年、9代藩主津軽寧親のとき、幕府の許可を得て本丸南東隅に3層3階の御三階櫓が建設されて、現在の天守閣の起源だそうです。天守閣としてではなく「櫓造営」として申請してるんです。はっきり書かれてますね(笑)。

「当時、江戸城には天守閣がなかったので、豪華な天守閣で申請したら通らなかったから。質素な櫓として質素な部分だけ見せて許可を取ったんだよ。」とある方が説明してくれました。質素な理由は節約ではなく、申請を通すだめだったのかもしれないですね。

弘前城御本城模型

天守閣は3階まで展示があって楽しめた。天守閣の場所が不自然ですよね。工事が終わって元の場所に戻ったら、また見に行きたい。