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【滋賀】かわらミュージアム

かわらミュージアム

かわらミュージアムはめちゃ面白かった。瓦の歴史や文化を学べる博物館です。入場料は300円。日本各地や世界各地の屋根瓦が展示されています。瓦のことを考えたこともなかったけど、説明を読んでほほうと思ったことをメモ

鬼瓦で有名な八幡瓦

滋賀県近江八幡市は八幡瓦(はちまんがわら)が有名だそうです。この瓦は300年以上前からあって、いぶし銀のような灰色なのでいぶし瓦とも呼ばれています。ピカピカで頑丈で、雨や風にも強い。昔の家やお寺の屋根に使われていました。

陶器瓦ではなくて、土系の瓦で、粘土瓦です。温暖な地域で、低い温度で焼けるので、細かい装飾が作りやすいんです。だから、瓦の表面をなめらかに仕上げたり、鬼瓦(屋根の端にある装飾)に迫力ある顔を彫ったり、複雑な形が作れるわけです。芸術的な瓦が展示されていました。陶芸といい、滋賀は土がいいんですね。

近江八幡には、八幡山城というのがあって、豊臣秀吉の甥・秀次の居城として知られているそうです。秀次のことはあんまり知らないけど、八幡山城も八幡瓦だそうです。

瓦の日本三大産地

日本中のいろんな瓦が展示されていて、それぞれの特徴が解説されています。瓦の日本三大産地は、愛知県の三州瓦、兵庫県の淡路瓦、島根県の石州瓦。

三州瓦(さんしゅうがわら)
愛知県を中心に作られている瓦で、日本の瓦生産量の半分以上を占めるほど多い。色は黒っぽいものが多く、とても頑丈なので、台風が多い地域でも安心して使えます。

淡路瓦(あわじがわら)
兵庫県淡路島で作られている瓦です。なめらかな仕上がりと美しい銀色が特徴で、昔から高級な建物やお寺で使われることが多いです。

石州瓦(せきしゅうがわら)
島根県で作られる瓦で、赤茶色が特徴です。この色は、特別な土を高温で焼くことで出ています。寒さや雪に強いので、日本の北の方でも人気があります。

雪が積もるような場所は赤瓦。凍害に強いけど、高温で焼くから細かい装飾はない。高温で焼く土は割れやすい。台風が多いエリアは屋根の高さを低くして風の影響を抑える。場所や気候によって瓦の形が違うんですね。日本以外のエリアの展示もあって、興味深かった。

滋賀県近江八幡市のかわらミュージアムの道路は瓦

かわらミュージアムの建物自体にも瓦が使われていて、周辺の地面にも瓦が入ってるんです。街にも瓦の建物が多い。かわらがカッコイイ。

撮影したらダメなマークがあったので、かわらミュージアムでは撮影してないです。あと、有料だけど、いぶし銀仕上げの作品を手作り体験できます。これをめちゃくちゃやりたかったけど時間がなかった。また滋賀に来る機会があれば絶対やります。