すみだ郷土文化資料館は東京スカイツリーの近くにある郷土資料館。3階建でフロアごとテーマが違うんだけど、2階に東京大空襲の展示があってグッときました。撮影禁止。100円。
常設展示「東京空襲体験画展」
大東亜戦争(太平洋戦争)で東京は大きな被害を受けた。1945年3月10日の東京大空襲では、150機のB29が非戦闘員に無差別焼夷弾爆撃が行って、たくさんの人が亡くなった。墨田、江東、台東エリアで死者10万人以上と言われています…。
戦争体験者が戦争中の絵を描いて展示してます。当時10歳ぐらいの人たちが、それぞれのタッチで描いているのですごくリアルです。
絵と一緒に文章も書かれていて、見入ってしまいました。3月10日の日付が多いのが、この日の空襲がすごかったことを物語っている。アメリカの飛行機の絵には星マークがある。「はっきりと星のマークが見えた」と書いてる人も多い。肉眼で確認できるぐらい低飛行していたんですね。これらの絵はいつ書いたのか気になりました。
隅田川七福神
2階の反対側は隅田川七福神の展示。隅田川付近には七福神が集結しているので、新春に(元旦から1月7日まで)その年の幸福を願って七福神を巡拝する行事があるんです。

隅田川周辺の向島の名所と寺社を巡るんですが、その展示がありました。このエリアの方の初詣は七福神をまわるんですかね。各神社では小さい神様をもらえて、宝舟も三囲神社か多門寺でもらえるそうです。ちなみに、僕の地元にはえびす神社があるので、ついつい恵比寿さんを見てしまう。ひるこ説と事代主神説があるんですね。
墨田の歴史
1階は墨田の歴史。古墳時代から人が住んでいた。向島は隅田川が運んだ土砂によって自然に形成された三角州だった。源頼朝が兵を置いた。徳川家康が本格的に開拓したのは、江戸時代の大火以降(1657年)。明治では地価が安く海際で便利なので工場地帯として発展。関東大震災で大きな被害。東京大空襲で壊滅的な被害。
勝海舟の小さい銅像があった。赤坂に銅像があるから赤坂出身と思っていたら、墨田生まれで途中から赤坂に住んでいたんですね。

コメントを残す