鳥取といえば、やっぱり鳥取砂丘!
むかーし来たことがあるけど、ほとんど記憶がないので、実質これが初めての訪問です。
夜の砂丘ツアー「ミステリーナイトウォーク」
ツアーを探していると、NPO法人「とっとり観光ガイドセンター」が主催する夜の砂丘ツアー「ミステリーナイトウォーク」を発見。参加費は1人4000円で、18時すぎから約3時間。正直、「3時間も何するの?」と思っていたけど、終わってみればあっという間でした。
ツアーは日没前からスタート。砂丘に入って、ガイドさんが砂丘の歴史や生態系について説明をしてくれます。前日が雨だったからか、砂がほどよく締まっていて歩きやすかったです。
馬の背
鳥取砂丘の中で一番高い部分が「馬の背」。標高約47メートルで、馬の背中のように細長く盛り上がっています。登るとしんどいので、右側から回り込みながら「馬の背」に登っていきます。

頂上からは日本海を一望できて夕焼けがキレイです。上に上がると結構な傾斜だけど、角度は30度。もっと急斜面に感じます。
鳥取砂丘の杭
砂丘には杭(クイ)があります。鳥取大学が、砂丘の変化を研究していて、100mごとに杭を埋めているんです。

その杭を使って現在地を確認したり、砂の移動を観測しているとのこと。久しぶりにポケモンGOを開いてみると、やっぱりその杭がポケストップになっていました。

砂丘の成り立ちについても教えてもらいました。中国山地の岩石が風化して砂になり、千代川を通って日本海へ。そこから波によって陸地へ運ばれ、風の力で海岸砂丘ができるそうです。

砂には砂鉄も含まれていて、よく見ると虫の足跡もあちこちに。意識しないと気づかない小さな命を感じました。

鳥取砂丘から見る星と月
7月中旬だったけど、夜7時ごろになるともう暑くない。暗くなると懐中電灯を渡されて、植物や虫を観察。


絶滅危惧種のイソコモリグモやアリジゴクも見れました。アリジゴクって砂を投げて滑らせてくるんですね。

ツアーが進むにつれて暗くなり、沖の漁火が増えていきます。真っ暗にはならず、幻想的な雰囲気。イカ漁の灯りだそうです。

最後は、砂丘に敷いたマットの上で寝転がり、星空を眺めながら淹れたてのコーヒーをいただくという贅沢な時間。曇り空でしたが、ところどころに星も見えました。
早朝の鳥取砂丘
砂丘は24時間開放されているので、翌朝6時半にもう一度訪れてみました。すでに明るく、そして暑い。

砂丘は楽しい!歩いて、写真を撮るだけで十分に満喫できます。ただし、本当に暑い。風も強いので、行くなら早朝か夕方がおすすめです。
ちなみに、砂丘では毎日のように熱中症の事故が起きているそうです。勝手に入って倒れた人を救助しなければいけないので、鳥取の人は大変ですね。
夜の砂丘も、朝の砂丘も、それぞれに違った魅力がある。自然の神秘を感じられる特別な体験でした。
山陰海岸国立公園 鳥取砂丘ビジターセンター
砂丘の入口に「山陰海岸国立公園 鳥取砂丘ビジターセンター」というのがあるんですが、無料なのに展示が充実しています。砂丘のでき方や、砂丘にいる植物、動物、昆虫。風紋、砂柱、砂廉などなど。風紋ができる仕組みを学べる装置もありました。
「ミステリーナイトウォーク」で説明してもらった内容が全部ありました。ここで勉強してから鳥取砂丘に行くのがおすすめです。無料ツアーも有料ツアーもありました。





















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