熊本県の公式キャラクター「くまモン」。熊本の街にはいたるところにいた。誰でも知ってるご当地キャラ。
くまモンが流行った理由
くまモンは2010年、熊本県が開催した「くまモト特産品・観光PRキャラクターコンテスト」で選ばれたキャラクター。デザインを担当したのは水野学さん。誕生当初から、くまモンは熊本県の観光や特産品をPRするために使われた。て、少しずつその知名度が上がっていきました。
くまモンがここまで人気キャラになったのは、熊本県が「著作権フリー」という政策を採ったからだと思う。実際は「著作権フリー」ではなく熊本県が著作権を保有しています。だから、使用する場合には、熊本県に使用許可を申請する必要があるんだけど、条件を満たせば無料で使える。
使えるイラストのパターンもどんどん増えて、ぜひ使ってくれ!という感じ。くまモンを利用した商品やキャンペーンはどんどん増えて、熊本県内の企業だけでなく、全国の企業が起用した。そうして、くまモンの認知度は瞬く間に広まり、今では熊本県のシンボル。みんなに愛されている。
無料で広まったQRコード
QRコードの普及も同じ。QRコードはデンソーウェーブ(DENSO WAVE)という日本の企業が開発した技術。1994年に同社の技術者の原昌宏さんが開発しました。
デンソーウェーブはQRコードの基本特許を持っている。だけど、誰でも自由に使えるように無償公開することを選んだ。その結果、QRコードは世界中で広まり、スマートフォン決済や物流、広告などさまざまな場面で利用されるようになった。
デンソーウェーブは商標権を持っていて、「QRコード」という名称を使う場合は、商標を管理していることを明記する必要があるけど、実際はもう一般名称のよう使われている。
岡田斗司夫さんも「無料で提供することで多くの人に広まり、結果的にビジネスとして成功する」と言う。彼が「評価経済」を語っていたのは2000年ぐらいじゃないかな。
無料にすれば広がる。だけど、いいものを作ったら利益を得たくなっちゃう。難しいですね。熊本の街でくまモンを見ながらそんなことを思ってました。















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