役所広司がカンヌ映画祭で男優賞をとった映画「PERFECT DAYS」、久しぶりに映画館で映画を見た。
映画の舞台は東京、主人公の平山(役所広司)がトイレ清掃員として働きながら、シンプルで静かな日々を過ごす。口数少ない主人公が平凡な毎日を淡々と過ごすんだけど、ときおり幸せそうな笑顔を見せる。幸せはシンプルな日常の中にもあることを伝えているような穏やかな映画。映像もキレイ。
人は金を稼いで消費して、食べすぎてダイエットして、いつだって必要以上に得ようとする。
だけど、自分に必要なモノを見極めてささやかな日常の変化だけで満足できるエコな人もいる。
それは諦めからくるものかもしれないが、大事なのは幸せであるかどうか。本人が幸せならそれでいい。若い頃だったら、この映画の良さがピンとこなかったかもしれないけど、いい映画だなと思った。
興行収入 約2570万ドル(約37億円)(2024年9月時点)
THE TOKYO TOILETプロジェクトというのがあって、渋谷にはデザイン公衆トイレがたくさんあるんだけど、主人公が掃除するのがその実在する公衆トイレ。トイレプロジェクトのPRのために生まれた映画で役所広司さんがカンヌで男優賞を受賞したんです。
あと、音楽もいい。Perfect Day – Lou Reed はもちろんいいけど、The Animals – The House Of The Rising Sun も頭から離れない。
There is a house in New Orleans
a houseがアハンって聞こえて、New Orleansが聞き取れなかった。
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