香川県といえば、やっぱり「讃岐うどん」!どこで食べてもおいしいけど、店ごとにスープの味が結構違う。
「うどん県」の香川
香川県は、うどんの消費量と小麦の出荷量が日本一。暑さと雨の少なさから米作りには適さないものの、小麦の栽培には向いているそうです。2000年代には、うどん専用の小麦「さぬきの夢」も独自に開発。海外でもよく見かけるうどんチェーンの丸亀製麺の本社は神戸だけど、店名に「丸亀」を冠している点からも、香川のうどんブランドの強さがうかがえます。いりこ出汁を使った吉祥寺の伊吹うどんも大好きです。
多度津に住む親戚にうどんの食べ方を聞いたところ、讃岐うどんはあまり噛まずに飲み込むように食べるそうです。また、店ごとに「かけがうまい」「ぶっかけが得意」など強みが違うとのこと。おいしい店の探し方を聞くと、「知り合いづてかなあ。おいしくないとすぐ潰れるよ」と教えてくれました。多度津の人がこんぴらで食べたうどんの出汁は薄く感じたそうです。
うどんの種類
個人的には、釜玉うどん、ぶっかけが好き。冷たいのが好き。
ゆでたうどんにだし汁をかける。普通のうどん
ゆでたうどんに好みの量のだし汁をかける。つけ麺みたい。
田舎が香川県だから、小さいころは、うどんをよく食べた。だけど、もう覚えてないので、こんぴらさんに行ったときに、うどんを食べまくったときのメモです。
てんてこ舞(琴平)
こんぴら表参道にあるてんてこ舞は、朝10時ぐらいから空いてるので、10時過ぎにかけうどん(400円)を食べました。とろろ昆布の味?がするスープでした。不思議な味。無料で天かすやネギをトッピングするサービスはない。ぶっかけとかけの好みが確立していないと注文を悩みますね。

虎屋うどん(琴平)
虎屋うどんは9時にオープン。地元の人にここのかけうどんをオススメされた。かけうどん小(490円)を注文。天かすとネギとわかめをたっぷりいれて。おいしい。

宗家 金毘羅饂飩 狸屋(琴平)
地元の人に勧めてもらった狸屋(たぬきや)。つめたい山かけうどん(880円)を注文。麺がやや細い。トロロはうまい!

琴平うどん食堂 紡麦(琴平)
紡麦(つむぎ)は夜でもやっている。うどんだけじゃなく天ぷらも食べられます。うどんは500円だったかな?穴子天ぷら360円。たけのこ200円。たけのこがデカくてびっくり。香川県の天ぷらは衣が少し甘いです。
うどんに天かす、ネギ、おろし、レモンを入れて食べるのが好き。

中野うどん学校(琴平)
こんぴら表参道を歩いていると、讃岐うどん作りが体験できる「中野うどん学校」がやたら目に入ります。

「琴平校A館」と「琴平校B館」の2つの店舗があるんですが、ここでは「こねる」「ふむ」「のばす」「切る」といった工程を体験して、最後には自分で作ったうどんを食べられます。ただ所要時間は約1時間半から2時間なので今回は断念しました。
こんぴらうどん 工場店(琴平)
事前に調べていて朝7時30分からやっていることを確認していたこんぴらうどん 工場店。なのに、水曜日が定休日で行けませんでした(涙)。
くやしー
琴平は朝に開いているうどん屋が少ない!
麺処 綿谷(高松)
高松の朝にうどんの店を探して訪れました。一番人気の「牛肉ぶっかけ」を注文。ハーフサイズ(440円)にしましたが、十分なボリュームでした。麺は太くてコシがあり、ツルツルの食感がたまりません。

牛肉は薄切りすぎず、しっかり味のしみた牛しぐれ煮。つゆの味加減もちょうどよく、添えられたレモンが全体をさっぱり引き締めてくれる。
讃岐うどんはうまい。だけど、スープは店によりますね。
栗林公園 讃岐うどんの歴史を紹介する展示
栗林公園の中に商工奨励館という建物があるんですが、そこで香川県の文化・芸術・産業の情報は展示されています。そのなかの、讃岐うどんの歴史を紹介する展示が面白かったです。
讃岐うどんが生まれた風土

讃岐うどんの歴史年表

うどん年表には、弥生時代に小麦の栽培がはじまって、空海がうどんの原型を持ち帰ったと描かれていたし、金毘羅祭礼図屏風にもうどんが描かれていました。金毘羅祭礼図屏風は1688~1703年に描かれたものなので、讃岐最古のうどん店だそうです。
香川県観光協会が「うどん県旅ネット」を運営しているので、香川旅行の前にチェックしてみてください。
あったかいうどんに卵と醤油