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覚悟の磨き方 ~超訳 吉田松陰~

覚悟の磨き方 ~超訳 吉田松陰~

なんで買ったのか覚えてないけど、Kindleに入っていて読んだ。でも、内容を覚えてないので、もう一度読んだ。

幕末の思想家である吉田松陰。松下村塾を開き、そこで学んだ門下生たちが明治維新を支え、その後の明治時代を築いていった。しかし、吉田松陰自身は29歳という若さで処刑される。そんな彼が残した言葉や手紙、文章を、現代人向けに超訳した自己啓発書。サンクチュアリ出版で、著者は、コーチングをしている池田貴将さん。

176の言葉が収録されていて、それぞれ1ページに入るぐらいの短い言葉。当時の価値観に、1時間もかからず触れられる。

いつの時代も、世の中を憂い、「なんとかしたい」と思う人がいる。

ただ、吉田松陰の原文をそのまま載せているわけじゃなくて、著者の解釈や表現がかなり入っています。武士道やサムライ魂を感じる一方で、リーダーシップの要素もあるので、マネジメントに関わる人にもいいかもしれない。現代社会には合わない部分もあるけど、本質的な考え方はいまでも生かせる気はする。

至って普通のことが書かれているけど、最初は気になる言葉をマークしていた。だけど、すぐ読めるので、たまにパラパラと読み返すのもいいと思ってマークするのはやめた。

  • 行動が大事
  • 早く失敗したほうがいい
  • 侍は給与があるかわりに、24時間「生きる見本」でなければいけなかった。
  • 人間には尽くす喜びがある
  • 先人の辿った道を参考にしないなんて、どれだけ遠回りするの?
  • 進まなければ退化

あまりにペラペラな本。だけど、こういう要約されたような本が今はいいんでしょうね。マーケティング的に参考になった。活字が苦手な人にも届きそう。

でも、人間の能力は退化してるようにも感じる。ショート動画が人気。これも、長い映像を見る力がなくなってきてる。情報を処理する部分はコンピューターに任せっきりだと、人間の情報を処理する能力や推測する力はどんどんなくなっていくでしょうね。結論を求めるのは合理的。ただ、合理的なものは面白みがない。

そういえば、最近友達とこんな話になった。「足が速いやつも、デブも、車に乗ればスピードは一緒」。AIという下駄を履いて仕事ができる気になっても、ドライバーである君の力はなんも変わってない。AIの間違いに気づく力や、AIとは違う結論を出す力はなくなっちゃうだろね。中途半端に賢いやつより、肉体労働者のほうが価値が出てきそう。

覚悟があるやつが少ないと感じる。うまくいかないと逃げる。生物として弱い。でも、サッカー日本代表はめちゃ強い。根性論ではなく合理的な指導の結果だと誰かが言っていた。たぶんあってる。能力の格差が広がっていて、その結果として二極化してるのかもしれない。

覚悟の磨き方 ~超訳 吉田松陰~