神奈川県小田原市にある小田原城は、戦国時代に関東を支配した北条氏の本拠地でした。戦国時代に大いに栄えましたが、1590年の豊臣秀吉による小田原攻めで落城。その後、江戸時代には譜代大名の拠点として存続しますが、明治維新後の廃城令により取り壊されます。
昭和に入ると天守が復元され、現在では歴史的観光地です。歴史好きの方には特におすすめで、訪れると多くの学びがあります。
歴史博物館の小田原城

チケットは510円、常盤木門SAMURAI館とセットで610円です。

小田原城展示ガイドアプリを入れると、入場料が1割引になるので入れてみました。

小田原城は27.2mで、日本で7番目に高い城。。1位は大阪城の41.5m。これを見ると、古代出雲大社本殿はとんでもない。96mと言われていますからね。
展示物に近づくとガイドアプリに音声再生ボタンが表示されました。でも、壁にかかれた文字を読んでいるだけ。パッとしなかった。もっと面白くなることを切に願う。城から離れると音声は聞けないので、アプリ内でだけ有効なアプリでした。
豊臣秀吉の小田原攻め
展示はわかりやすくて面白かった。小田原城は堅牢な防御施設を備えた平山城で、武田信玄、上杉謙信も落とせなくて難攻不落と言われていた。しかし、その小田原城を1590年に豊臣秀吉が落とす。城を囲んで3ヶ月、5代続いた北条氏は降伏した。兵糧攻めです。
豊臣秀吉が小田原を攻める様子が分かりやすい映像が流れています。見応えがある展示でした。(映像がある2階は撮影禁止でした。)
小田原城が陥落して関東地方の支配権も豊臣政権になって戦国時代が終わる。天下統一を達成したんです。その後、豊臣秀吉が死ぬまでの8年間は、朝鮮出兵でボロボロになるけど、日本国内は戦いのない平和に時代になったわけです。
一夜城
小田原攻めのとき、豊臣秀吉が一夜城を築いたエピソードがあります。伝説によれば、一晩で城を築いたように見せかけて、北条氏に対してその圧倒的な戦力と速さを示し、心理的な圧力をかけたんです。
実際は、かなりハリボテだったみたいですが、この「一夜城」のエピソードは、秀吉の巧妙さと戦略的な資質を象徴する話ですね。戦国時代の最後となる小田原城についていろんな展示がありました。
豊臣秀吉の年表
北条氏はすごくいい街作りをしていたようです。城内では「大河ドラマに北条五代を!」という署名運動がされてました。ぜひ大河ドラマにしてほしい。

上に登っていくと、小田原の街が見下ろせます。
まち歩きアプリ 小田原さんぽ
アプリでARが楽しめるというポスターがあったので、「小田原さんぽ」というアプリをインストールしたら、豊臣秀吉に囲まれたときの旗が見えました。それだけでした(笑)。


この機能は小田原城展示ガイドアプリに組み込んで欲しいです…。

小田原城天守閣には摩利支天(まりしてん)という像が祀られていました。摩利支天は、仏教で光明と勝利の象徴で、武士から「戦勝の守護神」として信仰されていました。戦国時代には北条氏が信仰していたそうです。
顔が3つで腕が6つ。弓と矢を持っていてイノシシにのっています。キン肉マンの阿修羅マンとの関係はわかりませんが似てます。
小田原城には2時間近くいました。予想以上に楽しめた。歴史に詳しいとかなり面白いと思う。
常盤木門SAMURAI館がオススメ
小田原城のすぐ近くに常盤木門SAMURAI館というのがあります。小田原城とセットのチケットを買ったので立ち寄った。普通に見ると200円、セットなら小田原城チケットにプラス100円です。ここはオススメ!

甲冑のコスプレ撮影ができます。看板がでています。忍者と武者と姫が選べて外にでて撮影するんです。小田原城を背景に撮影するのは外国人に受けそう。値段は500円。安い!



行った日はもう受付締め切りになっていました。人気みたいです。

1階は甲冑を着た人がウロウロしてます。
見てほしいのは2階。コスプレをしている人たちの反対側の階段を上がっていくと、甲冑や刀や兜の展示があります。

展示は多くないので数分で見終わります。

奥で10分ぐらいの映像がやってますがその映像がカッコいい。武士のわびさびです。これ見たほうがいい。この建物自体の所用時間20分ぐらいです。サクッと見れるので小田原城とセットがおすすめです。
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