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【鹿児島】西郷隆盛

西郷隆盛銅像 鹿児島

はじめての鹿児島。どこに行こうかなと思ったときに、思いついたのが西郷隆盛。歴史は詳しくないけど、「鹿児島といえば西郷隆盛」のイメージがあったので、西郷さんにゆかりのある場所をいくつか巡ってきました。

加治屋町(かじやまち)

まず訪れたのは加治屋町。鹿児島駅から歩いて行ける。西郷隆盛が生まれ育った場所で、今でも昔の町の雰囲気が少し残っています。

加治屋町は、明治維新を支えた多くの偉人を輩出した地域としても有名で、大久保利通、東郷平八郎もこの周辺の出身です。

江戸時代には鹿児島城の城下町の一部で、下級武士の居住地となっていた。江戸末期から明治時代にかけて活躍した多くの著名人を輩出し、司馬遼太郎は加治屋町について「いわば、明治維新から日露戦争までを、一町内でやったようなものである」と述べている。

https://ja.wikipedia.org/wiki/加治屋町_(鹿児島市)
幕末・維新の偉人を生んだ加治屋町

上下社会がはっきりしていた時代を感じる説明文でした。全肯定できないけど、よかった部分もあると思います。

鹿児島中央駅からテクテク歩いて甲突川を越えると、大久保利通像がある。すごいヒゲで印象的なポーズ、記憶に残る。甲突川沿いには「明治維新ふるさとの道」というのがある。川沿いに続く公園だけど、ところどころ展示物がある。

西郷隆盛生誕の地

川沿いには、小さな公園のような一角があって、「西郷隆盛誕生地」や「大久保利通生い立ちの地」の石碑がある。どちらも小さな公園で、落ち着いた雰囲気がよかったです。

公園には、四角い3つの椅子があって、「郷中教育(ごじゅうきょういく)」についての説明がありました。郷中教育という言葉は初めて知ったんですが、年上の子どもが年下の子どもを指導する、薩摩独自の教育制度でした。

思うところあったので、別の記事で触れています。

維新ふるさと館

加治屋町には「維新ふるさと館」という博物館もあります。西郷さんや大久保さんをはじめ、幕末・明治維新に活躍した薩摩出身の人物について、展示や映像でわかりやすく紹介されています。

入館料は300円。映像やジオラマも充実していて、しっかり見るとかなり時間がかかります。地下のシアターでは約20分の映像が2本上映されていて、どちらも見応えがありました。中でも印象的だったのは、薩摩藩が幕府の禁を破ってイギリスに若者たちを派遣した「薩摩藩英国留学生団」の話。

当時、幕府は「海外渡航禁止令」を出していて、許可なく外国へ出ることは重罪(最悪は死刑)だったそうです。そんな中、許可なしに出国した薩摩藩の留学生。「密航」というかたちで海を渡る。藩としては命がけの決断でした。

そんな人たちがいたこともしなかった。19人が命がけで留学し、その多くが後の日本の近代化に貢献している。鹿児島に到着した時、中央駅前には銅像があったんですが、この19人だったことがここに来てわかりました。

西郷隆盛銅像

鹿児島市内の中心部にある西郷隆盛像も見に行きました。観光の定番スポット。デカいです。実際に見るとかなり大きくて迫力がありました。

西郷隆盛銅像

像の高さは台座を含めて8メートル以上、銅像本体だけでも5.257メートル。顔の大きさは92.4センチ! つまり、ほぼ5等身の西郷さん。芸人のくっきーに似てるな…なんて思いながら見てました(笑)

城山公園展望台

あとは、西南戦争の最後の激戦地として知られる「城山(しろやま)」。ここは西郷さんが命を落とした場所。

標高107メートルの山で、山頂には展望台があって人気の展望スポットです。鹿児島市内や桜島を一望できます。桜島は見れてよかった。夕暮れや夜景のスポットとしても人気のようです(後で知りました…)。

タクシーやバスで行く人がほとんどですが、神社の裏手から階段で登りました。15分ほどですが、これが結構きつかった!いい運動になりました。

僕自身、完全にアクティブラーニングの人間で、経験から学ぶので、旅は楽しい。旅ってインプットモードになって周りを見ることだと思っていて、それは普段の日常でも旅モードになれば身の回りの日常が楽しい。