滋賀の近江八幡に行ったとき、ヴォーリズ記念館がめちゃ面白かった。ヴォーリズ記念館は、アメリカから日本に来た建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリズが住んでいた家を記念館にしたものです。1913年(大正2年) に建てられてヴォーリズが自宅として使っていた洋風建築です。
観光スポットに載っているから一般開放されていると思ったら、ドアが閉まっていて、「電話予約が必要」と書かれていた。ダメ元でその場で電話したら、中から人がでてきて案内してくれた。入館料は500円。予約して行きましょ。
最初にビデオを見るんだけど、ヴォーリズさんのことを全然知らなかったので勉強になった。1905年に宣教師として日本に来て、英語教師からはじまって数々の事業をおこなう。日本人と結婚して、戦争のときに帰化して日本に残ることを決める。名前は一柳米来留(ひとつやなぎめれる)。終戦のときは天皇とマッカーサーとの交渉も務める。近江八幡市名誉市民第一号だそうです。
ビデオを見終わったら、すごい詳しいガイドが部屋の中を案内してくれた。ヴォーリズ学園に通っていた方で、その方の説明が具体的で面白かった。ずっと話を聞いていたかったけど、予約している次のお客様がきたので、そのタイミングで終了。密度が濃い話が聞けました。近江八幡に来たら、まずここに行くのがおすすめです。
建築家としていろんな建物を建てていて、和式と西洋風が混在したような建物が多い。学校法人ヴォーリズ学園という学校も運営していて、キリスト教の繋がりなのか、大学の建築も結構作っていた。関学とか神戸女学院もヴォーリズが設計したそうです。実績を見たら、知ってる建築物ばかり。大阪の大丸心斎橋店本館もです。
近江を「神の国」としようとした原動力はなんだったのか?なぜこの土地にそこまでの愛着が生まれたのか興味深い。
滋賀県近江八幡市にあるので、歴史や建築が好きなら楽しめると思います。
コメントを残す