出雲行きの飛行機に乗ったとき、座席にあったSKYWARDというJAL機内パンフレットに木うそというものが載っていた。写真がインパクトあった。
木うそとは?
ん?「木うそ」の世界?
木うそ(きうそ、木鷽)は、太宰府天満宮をはじめとする全国の天満宮で鷽替え神事などに用いられる木製の人形のことである。
太宰府天満宮で正月七日酉刻に行われる鷽替神事の伝承では、当地にて菅原道真が蜂に襲われた時に、ウソの大群が飛んできて助かったという。
https://ja.wikipedia.org/wiki/木うそ
木うそとは鳥の木製人形でした。木にとまっている鳥なんですね。鳥の名前が鷽(ウソ)。本当にいる鳥。
この鷽(うそ)の木製人形を、鷽替え神事という行事で燃やすそうです。木製人形は神職がヒノキを手彫りで作っているそうです。
鷽替え(うそかえ)とは、主に菅原道真を祭神とする神社(天満宮)において行われる特殊神事である。鷽(ウソ)が嘘(うそ)に通じることから、前年にあった災厄・凶事などを嘘とし、本年は吉となることを祈念して行われる
https://ja.wikipedia.org/wiki/鷽替え
いままでの悪いことを嘘にして、今年はいい年にする!ウソは幸運を呼ぶ鳥。お守りなんですね。
神社が考えたマーケティングだと思っていたら、鷽替えはずいぶん昔からあるらしい。
鷽替え(うそかえ)神事は年に1回
福岡の太宰府天満宮では年に一度、1月7日に「鷽替え神事(うそかえしんじ)」というのがあるそうだ。そこでは、「替えましょ!替えましょ!」と言いながら、木彫りの鷽(うそ)を交換するらしい。
それで、悪いことを嘘(うそ=鷽)にして吉と取り替えて、一年間の幸福を祈念するそうです。
なにこれ、めちゃ面白そう。
鷽替え神事を見たい!木うそを買いたい!
菅原道真は天神さん。天神を祭神とする神社では、毎月25日が縁日。1月25日を「初天神」と呼ぶ。そして、初天神で「鷽替え神事」が行われることがわかった。木うそを売ってるのはこの時だけ。つまり、この時に、太宰府天満宮に行かなければいけない!
だけど、福岡まで行くのは難しい。東京でやってないのかなと思って探した。
東京で鷽替え神事がある4つの神社
すると、亀戸天神社、湯島天神、上野五條天神、北野神社の4つの神社で鷽替え神事がやってることがわかった!
- 亀戸天神社(東京 江東区の神社)
- 湯島天満宮(東京 文京区の神社)
- 五條天神社(東京 台東区の神社)
- 北野神社 新井天神(東京 中野区の神社)
天神さまだから天神社なのかな。と思って調べてみたら、天つ神を祀っているという説もあった。天つ神は高天原(天上界)の神々のこと。サラッと流す。
4つの神社は東京の東のほうでした。そして、木うそは神社によって違った。東京だと亀戸天神社の木うそが一番いい感じだった。太宰府天満宮の鷽替え神事は1月7日だけど、他の天神では1月25日っぽいこともわかった。
亀戸天神社に向かう!
ということで、1月25日に亀戸神社に行ってきました。
ものすごく混むようなので、平日だけど、14時ぐらいに行きました。錦糸町駅からテクテク歩く。
道にも木うそ!
全然混んでなかった。
古くは総本社に当たる太宰府天満宮に対して東の宰府として「東宰府天満宮」、あるいは「亀戸宰府天満宮」「本所宰府天満宮」と称されていたが、1873年(明治6年)に府社となり亀戸神社、1936年(昭和11年)に現在の亀戸天神社となった。
学問の神様である菅原道真を祀っている。
鷽替え神事の文字が!
うしろにはスカイツリー
鷽替え神事は、たくさんの人が集まって「うそ鳥(木うそ)」を交換していると思ってました。だけど、現在は神社に納めて新しいうそ鳥を買うだけみたいです…。ただ、自分の木うそを交換するんですね。
絵馬も鷽(うそ)です。学問の神様なので、合格祈願が多い。
午後はすいてますね。
うそグッズがいっぱい。お守りとかストラップとかいろいろ売ってます。うそ守り!
木うそをゲット!
一番小さい木うそをゲットしましたー。600円。
そして、境内には、各地の木うそが集結!ズラズラと並べられていました。
うまい!面白い!
亀戸神社の木うそは、髪の毛はカールしてないけど、シンプルで可愛い。
木うそっていつからの習慣なんでしょうねえ。家に飾っています。お気に入りです。
ウソの鳥をはじめて知ったと思っていたけど、むかーしに見ていました。
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